俳優・佐藤健が20日、都内で行われた主演映画『カノジョは嘘を愛しすぎてる』の完成披露試写に出席した。天才サウンドクリエイター・小笠原秋を演じた佐藤は、サプライズで約1600人の観客を前にベースを生演奏。劇中に登場する大人気バンド・CRUDE PLAY、通称“クリプレ”のメンバー・三浦翔平（Vo）、窪田正孝（B）、水田航生（G）、浅香航大（Dr）と共にオリジナル曲「卒業」を披露した。

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　同作は、累計450万部を突破する青木琴美原作の大ヒット少女漫画を実写化。音楽業界を舞台に、秋と天性の歌声を武器にスターへと上り詰める女子高生・小枝理子（大原櫻子）との恋を描く本格ラブストーリーとなっている。

　上映後、大歓声を浴びて登場したクリプレ。三浦が「CRUDE PLAYに一人足りなくない？　迎えにきたぜ、秋！」と前奏を停止させると「勘弁してよ〜」と役になりきった佐藤が遅れて登場。三浦が「昆布出汁がいて、醤油がいて、みりんがいて、塩がいて…」とメンバーを指しながら「砂糖（佐藤）が足りないのよ！」とシャレで笑わせ、佐藤も演奏に参加。映画では、“クリプレ”デビュー前に脱退した設定ということもあり、「今夜限りでツインベースで復活させていただきます！」と宣言すると、会場は大盛り上がりで、演奏後も「アンコール」の声が鳴り止まなかった。

　試写前には、クリプレによる「サヨナラの準備は、もうできていた」とヒロイン・理子（大原）がボーカルを務めるMUSH＆Co.がデビュー曲「明日も」のスペシャルライブも開催。オーディションで約5000人の中から抜てきされた大原は、圧倒的な歌唱力で会場を魅了し「ペンライトが綺麗で気持ちよくて、星の中で歌っているみたいだった」と夢見心地だった。

　舞台あいさつには、そのほか相武紗季、反町隆史、吉沢亮、森永悠希、同作で音楽プロデューサーを務めた亀田誠治氏、小泉徳宏監督が出席した。