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瑛太&竹内結子、ビートたけしと初共演〜松本清張サスペンス

 ビートたけし主演で来年放送されるテレビ朝日系の松本清張ドラマスペシャル『黒い福音』に、俳優の瑛太と女優の竹内結子が出演する。二人ともたけしと初共演で、“松本清張サスペンス”にも初挑戦。そんな二人を迎えて、たけしは「俺は年寄りで、一応先輩ってことになってますけど、瑛太くんからも竹内さんからも教わることが多くて、感謝しております」と話している。

ビートたけし(中央)のスペシャルドラマ『松本清張ドラマスペシャル 黒い福音』に瑛太(左)、竹内結子(右)が初共演(C)テレビ朝日

ビートたけし(中央)のスペシャルドラマ『松本清張ドラマスペシャル 黒い福音』に瑛太(左)、竹内結子(右)が初共演(C)テレビ朝日

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 同作は、昭和史に残る未解決事件のひとつとして語り継がれている“国際線スチュワーデス殺人事件”をもとに、清張独自の推理と史観を加えた傑作サスペンス。昭和34年、東京西部の川で女性の死体が発見された事件で、被害者が敬虔なキリスト教徒であり、当時誰もがうらやむ国際線スチュワーデスだったことから、マスコミも大々的に取り上げた。

 警視庁は名刑事・平塚八兵衛ら精鋭を投入、教会が過去に行っていた物資横流しや麻薬密売事件との関連を突き止め、ひとりの外国人神父を容疑者としてあぶりだした。だが、宗教的、政治的圧力に屈し、最後は容疑者を国外に逃がしてしまう結末に。戦後間もない時代、日本の国際的立場が弱かったことが原因で苦汁をなめさせられた、我が国の警察史上、最も無念な事件でもあった。

 今回のドラマ化では、事件の背景にある、戦後から昭和30年代にかけての日本の世相や風景を忠実に再現しながら、たけし演じる古参の刑事・藤沢六郎が聖域の裏側に立ち向かう姿を描いていく。謎の教会信徒・江原ヤス子役に竹内、若手刑事・市村由孝役に瑛太が配役された。

 撮影を振り返り、たけしは「瑛太くんとは初共演でしたが、今どきこんな古風な人がいるのかと驚きました。役者という仕事に対する取り組み方が真面目で、せりふは完璧に頭に入っているし、撮影中はいかに私がいい加減かということを思い知らされ、つらい日々でした(笑)。竹内さんとはお会いした瞬間に、“キレイだな〜! 俺があと10歳若かったら…”と思ったよ(笑)。竹内さんはカメラ前に立つとキリッとするから、“やっぱり本物の役者さんはすごいな”って思いました」。

 瑛太は「たけしさんは小さいころからテレビや映画でずっと拝見していて大好きな方だったので、今回の共演は本当にうれしかったです。緊張しているときや、撮影の合間に優しく声をかけていただき、楽しいギャグを見せてくださって(笑)。とても和ませていただきましたし、たくさん勉強もさせていただき、本当に幸せな時間でした」と感謝。

 竹内は「クライマックス、たけしさん演じる藤沢刑事とヤス子がすれ違うところで目が合うのですが、そのシーンはとても印象的でした。目だけのやりとりなのですが、悔しいような、諦めのような…。その何とも言えない感じが強く印象に残っています。そのとき、私がたけしさんの目を見てどう思ったか…、それは本編をご覧になって感じてください」と見どころを挙げていた。

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  • ビートたけし(中央)のスペシャルドラマ『松本清張ドラマスペシャル 黒い福音』に瑛太(左)、竹内結子(右)が初共演(C)テレビ朝日
  • 昭和30年代、実際に起きた未解決のスチュワーデス殺人事件を題材にした松本清張の傑作サスペンスをドラマ化(C)テレビ朝日
  • 監督はテレビ界の巨匠・石橋冠氏。ビートたけしとは2007年11月放送のドラマスペシャル『松本清張 点と線』でタッグを組み、2007年芸術祭テレビ部門で大賞を、“第1回東京ドラマアウォード”でグランプリを受賞。黄金コンビが再び松本清張の傑作に挑む(C)テレビ朝日
  • ビートたけし主演のスペシャルドラマ『松本清張ドラマスペシャル 黒い福音』来年放送決定(C)テレビ朝日

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