砂田麻美監督の映画『夢と狂気の王国』の世界最速上映会が、16日午前0時より東京・新宿バルト9で行われた。本編の上映前に予定されていた砂田監督による舞台あいさつと封切りカウントダウンに、スタジオジブリのプロデューサー・鈴木敏夫氏がサプライズ登壇。砂田監督を“けなしてからほめる”話術で観客の心をつかんでいた。
同映画は、自身の父親の最期に迫った初監督作品『エンディングノート』(2011年)で、一躍脚光を浴びた砂田監督の最新作。一年近く、カメラ片手に東京・小金井にある国民的アニメーションスタジオ“スタジオジブリ”に通いつめ、『風立ちぬ』(宮崎駿監督、公開中)と『かぐや姫の物語』(高畑勲監督、11月23日公開)を制作中のスタジオに広がる光と影に満ちた日常を通して、今まで誰も見たことのないジブリの新たな物語が紡がれる。
鈴木氏は砂田監督について「大変だったんですよ。仕事の邪魔をして…」「何を言っているのかさっぱりわからなかった」「人に迷惑をかけている自覚はあるの? 迷惑かけるのが好きだよね」「みんなをヤキモキさせ、ハラハラドキドキさせて、引きずり回す。なかなか大変な監督ですよ。全部マイペース。本当にむちゃくちゃな人」などと、言いたい放題。
その表情は終始、にこやかなもので、散々けなした後で、「彼女は、自分の存在を消すことが得意。ハッと気づくとカメラを構えている」と感心したり、「常に彼女のカメラを意識してコメントし、行動していたのは宮崎駿です」と明かして観客を笑わせたり、「実は僕の娘が(砂田監督と同じ)“マミ”という名前で、親近感あったよね」と照れてみせたり。
そもそも、ジブリを題材にした映画企画を了承した理由について「ドキュメンタリーを作りたいわけじゃない、ジブリを題材に映画を作りたいと言ったのが殺し文句だった」と振り返り、「立派な映画になったと思います」と太鼓判した。
砂田監督は「映画は3ヶ月くらい前には出来上がっていないといけないのに、先週やっと完成して、まだフワフワしています」と無事、公開日を迎えてホッとした表情。今作で映画プロデュースに初挑戦したドワンゴの川上量生プロデューサーは、1年近く砂田監督の名前を「あさみ」と勘違いしていたことを「初号試写の時、知った」と衝撃的な告白で笑いを誘っていた。舞台あいさつには、劇中にも登場するスタジオジブリの制作業務の野中晋輔氏、日本テレビ映画事業部長の奥田誠治氏も登壇した。
映画『夢と狂気の王国』は16日より全国で公開中。
同映画は、自身の父親の最期に迫った初監督作品『エンディングノート』(2011年)で、一躍脚光を浴びた砂田監督の最新作。一年近く、カメラ片手に東京・小金井にある国民的アニメーションスタジオ“スタジオジブリ”に通いつめ、『風立ちぬ』(宮崎駿監督、公開中)と『かぐや姫の物語』(高畑勲監督、11月23日公開)を制作中のスタジオに広がる光と影に満ちた日常を通して、今まで誰も見たことのないジブリの新たな物語が紡がれる。
鈴木氏は砂田監督について「大変だったんですよ。仕事の邪魔をして…」「何を言っているのかさっぱりわからなかった」「人に迷惑をかけている自覚はあるの? 迷惑かけるのが好きだよね」「みんなをヤキモキさせ、ハラハラドキドキさせて、引きずり回す。なかなか大変な監督ですよ。全部マイペース。本当にむちゃくちゃな人」などと、言いたい放題。
その表情は終始、にこやかなもので、散々けなした後で、「彼女は、自分の存在を消すことが得意。ハッと気づくとカメラを構えている」と感心したり、「常に彼女のカメラを意識してコメントし、行動していたのは宮崎駿です」と明かして観客を笑わせたり、「実は僕の娘が(砂田監督と同じ)“マミ”という名前で、親近感あったよね」と照れてみせたり。
そもそも、ジブリを題材にした映画企画を了承した理由について「ドキュメンタリーを作りたいわけじゃない、ジブリを題材に映画を作りたいと言ったのが殺し文句だった」と振り返り、「立派な映画になったと思います」と太鼓判した。
砂田監督は「映画は3ヶ月くらい前には出来上がっていないといけないのに、先週やっと完成して、まだフワフワしています」と無事、公開日を迎えてホッとした表情。今作で映画プロデュースに初挑戦したドワンゴの川上量生プロデューサーは、1年近く砂田監督の名前を「あさみ」と勘違いしていたことを「初号試写の時、知った」と衝撃的な告白で笑いを誘っていた。舞台あいさつには、劇中にも登場するスタジオジブリの制作業務の野中晋輔氏、日本テレビ映画事業部長の奥田誠治氏も登壇した。
映画『夢と狂気の王国』は16日より全国で公開中。
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2013/11/16