女優・上戸彩が12日、都内で行われた映画『おしん』初日舞台あいさつに出席。貧しさや哀しさを乗り越え、大きな愛情でおしんを包み込む母親・ふじ役を演じた上戸は「理想の女性は『ふじ』そのもの」と紹介。「私も両親が共働きだったけど、忙しくても母としての仕事はちゃんとしていた」と述懐し「私も、母の背中を見ていて、今度は見られる立場として、いいお母さんになれたらな」と憧れを語った。

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　主演の濱田ここね（9）とおしんの奉公先・加賀谷の跡取り娘・加代役の井頭愛美（12）は、憧れている人に「上戸さんや泉さん」とそれぞれコメント。これに対し、泉ピン子は「そつなすぎるわよ！　そんなに気を遣わなくていいのよ」と苦笑した。

　今回、演技初挑戦となった井頭に、泉は「お芝居がよくて、彩の若いころに似ている」と太鼓判。「彩の次に来る子だね。剛力（彩芽）の後、狙ってるんだろ？」と茶化し「おばさんの役っていったら、私を指名してね」と媚を売って笑いを誘っていた。井頭の事務所の先輩でもある上戸は「私のコンテストを受けていた時と似ている。社長も言っていました。髪の毛の長さとか体型とか」と、「似ている」発言に同調していた。

　大先輩の女優二人から絶賛された井頭は「映画に初めて出させていただいて、ここねちゃんと同じように親から離れて、はじめは半泣きだったけど、自分も強くなれたかな」と胸を張った。