とんねるずの木梨憲武（51）が、映画『ウォーキングwithダイナソー』（12月20日公開）の声優に起用されたことが10日、わかった。2003年公開の『ファインディング・ニモ』以来、10年ぶりの声優の仕事に「完成したら家族にも観せたいと思っています」と張り切っている。

　同作は、一頭のパキリノサウルスの成長を追いながら、多くの謎に包まれた地球最大の生きもの、恐竜たちが生きた太古の地球を旅する壮大な“いのちの物語”。主人公のパッチ（パキリノサウルス）を演じる木梨は「子供のころ見ていたウルトラマンの怪獣だって恐竜がモチーフだったりするよね。恐竜って想像するだけで楽しい生き物だよ。恐竜図鑑買っちゃうかも」と目を輝かせた。

　7000万年前のアラスカ、厳しい冬を生き抜くために南へ向かう草食恐竜の群れで一番小さな恐竜のパッチは、群れのリーダーである父を亡くし、兄や仲間ともはぐれ、大きな肉食恐竜や自然の脅威と闘いながら旅をすることになる。

　制作は、『ディープ・ブルー』『アース』『ライフ -いのちをつなぐ物語-』など、ネイチャー・ドキュメンタリーに定評のあるBBCアースフィルムズ。最新の発見と科学的検証のもと、ジェームズ・キャメロン監督の『アバター』で使用された3D技術を駆使し、究極の臨場感、圧倒的なスケール感で、恐竜の子育てや大移動などこれまでにない新たな“恐竜の世界”を再現した。

　木梨も「とにかくすごい映像で興奮しました。7000万年前の地球って聞いても、どんだけ前なんだよ！って感じで、想像もつかない。この映画では、僕らが知っているこれまでの恐竜の世界とはまったく違う世界が広がっていると思う」と太鼓判を押した。