ワタナベエンターテインメントの俳優集団D-BOYSによる舞台公演、Dステ14th『十二夜』が、4日より紀伊國屋ホールにて開幕。初日公演の前日に囲み取材が行われ、碓井将大や三上真史らキャスト陣が意気込みを語った。

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　14回目となる今回は、シェイクスピアが生み出した最高のコメディ『十二夜』に挑戦。2011年の『ヴェニスの商人』に続いて、演出に青木豪氏を迎え、再びシェイクスピア作品をオールメイル（すべて男性キャスト）で上演。個性豊かなキャラクターたちの恋の三角関係が、勘違いやスレ違いを生み、片想いの連鎖が繰り広げられる。

　10／1付でD-BOYSにD2が加わり、総勢30名の新体制となったD-BOYSの初舞台ともなる今作。三上は「気づけば14回目。これだけ続いたのは本当にありがたいこと。新体制のD-BOYSとしても初舞台。今回、紀伊國屋ホールの舞台上にに神社を作りました。そこで僕らが日本の祭りをイメージして演じていきます。舞台と客席の一体感を楽しんでもらえたらな」と意気込みをコメント。また、今作で14回目を迎えることに対して、昨年D-BOYSを卒業した加治将樹は「あっという間だった。携わっていただいたクリエーター・関係者の方々に感謝の気持ちでいっぱい」と感謝を述べ、「僕らとしては、次に次に繋げるためにいかに命がけで毎公演できるかをテーマとしてやっているので、あまり力まず、また来年D-BOYSが10周年にもなるので、さらに上に行けるように毎度毎度、命をかけて舞台上に立ちたいと思います」と、Dステに対しての想いを力強く語った。

　客演として参加するミッキー・カーチスは「初めてのシェイクスピア作品。オールメイルでやるって聞いて、“え？全部メールでやるの？”って思って…」とボケると、同じく客演の我が家・坪倉由幸が、すかさず強めのツッコミ。芝居上、何度かそういうシーンが盛り込まれているらしく、坪倉は「大先輩のミッキーさんの頭を叩いたりするシーンがあって、最初は緊張したんですけど、『全然OK』って言ってくれたし、会見の前も『なんかボケたらツッコんでくれな』って言っていたんで。遠慮なくツッコませて頂きました」とコメント。また、今作が、本格的な俳優デビューとなることについて、「ちょうど二ヵ月前に我が家も解散しましたし、これからは、城田優、瀬戸康史、坪倉由幸ということでやっていこうかと思います」とボケをかまし笑いを誘うと、ミッキー・カーチスが「2人でGボーイズです」と付け加え、さらなる笑いを誘った。

　『ヴェニスの商人』に続き、今作でも女性役に挑戦している碓井将大に対して、ミッキー・カーチスは「キレイだよね〜」と賞賛。碓井は「ありがとうございます。今回初めて言われた〜」と笑顔を見せ、「劇中では、女性の格好よりも男装しているパートの方が長いんです。なので、今回女性として舞台に立っていることが少なかったので、あんまり可愛いとかって言ってもらえなくて。前回のときは、（『ヴェニスの商人』で恋人役を演じた）加治さんがすごい『可愛い』って言ってくれたんですけど、今回はなくて…」と寂しそうに語ると、加治は「スッピン、ブスだからな！！」と敵視。碓井もすかさず「おーい、誰がブスや〜〜っ！」とツッコミ、笑いを誘った。また、ミッキー・カーチスは「そういう趣味はないけど、ちょっとうっとりする」と語り、オリヴィアを演じる池岡亮介に対してもこっちもいいんだよ〜。芝居しているとき、すごくいい！」と絶賛。池岡も「とくにこのお二人（ミッキーと坪倉）が好いてくれるので、稽古場でけっこう甘やかしてくれました」と話すと、ミッキー・カーチスが演じるサー・トービー・ベルチに恋する侍女・マライアを演じる加治は、嫉妬心を露わに。そんな加治に対して、坪倉が「（加治は）可愛くないから！ 大仏でしょ？」とボケると、「やかましいわ！ 大仏役じゃね〜わ!!」とツッコミ、爆笑が起こった。

　最後に、三上が「僕ら新生D-BOYSに、D-BOYS卒業組、ミッキー・カーチスさん、坪倉由幸さんが加わり、新しい化学反応が起きて、今までにない、間違いなく僕らでしかできない『十二夜』になっています。シェイクスピア作品を観たことある方も、初めて観る方も、理屈抜きで難しいこと考えず、笑ってスカッとした気持ちで帰って頂けたら幸いです。劇場でお待ちしております!!」とアピールし、会見を締めた。

　Dステ14th『十二夜』、東京公演は、10月4日（金）〜13日（日）まで紀伊國屋ホールにで上演。大阪公演は、10月17日（水）〜20日（日）までABCホールにて上演される。なお、発売中の『デ☆ビュー』11月号のD-BOYS連載『D-DAYS』には、『十二夜』の出演者から、碓井将大＆池岡亮介＆近江陽一郎が登場し、同舞台の魅力を語っている。