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『八重の桜』『半沢直樹』で光る及川光博の「ミッチー感」を考察

 NHK大河ドラマ『八重の桜』(毎週日曜 後8:00 総合ほか)に長州藩士・桂小五郎改め木戸孝允役で出演している歌手・俳優の及川光博。7月期はTBS系ドラマ『半沢直樹』にも出演中。さほど出番が多くない作品でも、独特の個性を放つ。それはもう「ミッチー感」としか言いようがない、彼の魅力の一つだ。

 及川はモデルを経て1996年に歌手デビュー。王子キャラの「ミッチー」というパブリックイメージを巧みに利用しながら、エンターテイナーとしてオリジナリティあふれる地位を築いてきた。

 大河の撮影の合間に、「ミッチー感」について本人に直接、聞く機会があった。「バラエティーやトーク番組で、多少のファンサービスとして『ミッチー』を意識することはあっても、俳優として現場に入るときは『ミッチー』というフィルターは取っ払ったほうがいいというか、そうすべきだと思うんですよね。それでも隠しきれない『ミッチー感』と言われると…なんなんでしょう」と苦笑いされてしまった。

 キャスティングした『八重の桜』の制作統括・内藤愼介氏に同じ問いかけをすると、「登場人物がたくさんいてめまぐるしい中で、出番の少ない木戸孝允(桂小五郎)に何かしら引っかかりを感じてくれたってことですよね」と我が意を得たりといった表情をみせた。

 内藤氏は「及川さんは役を引き寄せるタイプなんだと思う。役に飛び込むタイプもいるけど、役と自分自身との折り合いをつける中で、引き寄せるんだと思います。だから、及川さんの良さが役ににじみ出るんじゃないでしょうか。及川さんなら、登場シーンが少ない中でも薩摩のごっつい感じとは違う、長州のちょっとおしゃれな感じが出せると期待していました」と説明。

 及川も「なるほど。引き寄せるというのは少しわかります。台本も僕自身の感性で読んでいるわけですし、たたずまいこそが個性であり、存在感であると思っているところもあります」。

 木戸孝允は、幕末は長州藩士のリーダーとして桂小五郎の名で活躍。薩長同盟を結んで倒幕に成功した。新政府では要職を歴任し、「五箇条の御誓文」の作成や廃藩置県を推進、岩倉具視の使節団の一員として諸外国を回り見聞を広めた。大村益次郎や伊藤博文、そして何より新島襄らの才を見出した人物眼のある男だ。西南戦争のさなか、「西郷モ大抵ニセンカ」と新時代の行く末を案じながらこの世を去る(9月22日放送の第38回)。

 八重と襄が夫婦になり、『八重の桜』もエンディングに向けて動きは加速。主人公・新島八重に対して及川は「当然、あの時代で八重の生き方は受け入れがたいものであっただろうなと思いますが、現代の僕らからみれば、独創的ですごくかっこいい生き方だと思いました。安易に例えるなら『風の谷のナウシカ』的なそんな清々しさや潔さを感じますね」とたたえていた。

⇒⇒ 及川光博のファンクラブ情報

関連写真

  • NHK大河ドラマ『八重の桜』幕末から明治にかけて活躍した木戸孝允(桂小五郎)を演じた及川光博(C)NHK
  • この夏大ヒットしたTBS系ドラマ『半沢直樹』では、主人公・半沢(堺雅人)の同期で、良き相談相手・渡真利忍(とまりしのぶ)役を好演 (C)ORICON NewS inc.

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