■ランキング表はこちら
上半期のお笑い界を振り返ると、今年もさまざまな芸人たちが飛躍し、お茶の間の人気者に仲間入りを果たした。そこでORICON STYLEでは、恒例の『2013年上半期“最もブレイクした”と思うお笑い芸人』についてアンケートを実施。見事1位に輝いたのは、リアルな“アラフォー女性”の生きざまを体現し、大ブレイク中のオアシズ【大久保佳代子】。2位以下を大きく引き離し圧倒的な票を獲得、文句なしの栄冠となった。
◆“アラフォー女性”の生きざまを体現した大久保
大久保といえば、現在ピンとして『大久保じゃあナイト』(TBS系)、『だんくぼ』(テレビ朝日系)を筆頭に6本のレギュラー番組を持つ超売れっ子芸人。また、ドラマにも多数出演し、先ごろ放送された『幸せになる3つの買い物』(フジテレビ系)では初の主演、さらに連続テレビ小説『あまちゃん』(NHK総合)にも出演する。
彼女が支持される要因としては、その歯に衣着せぬ的確なコメント力にある。実際に「ズバズバ本音を言うのが爽快」(長崎県/20代/男性)、「毒舌だが、嫌みがない」(静岡県/20代/女性)など、彼女の的確過ぎるコメントを支持する声が男女ともに多い。だが彼女の場合、その毒舌も他者に向けてというより、むしろ自分自身に向けた“自虐ネタ”が多く、“芸能界のご意見番”気取りでない点も支持される要因と言えるだろう。さらに、下ネタを発する際も視聴者に嫌悪感を抱かせない、その自然体なキャラクターも彼女の大きな強みだ。
今回の結果を受けて大久保本人からコメントが届いているが、周囲のざわつきにも何処吹く風といった様子。「嬉しいより戸惑い気味な感じです。なぜいまなんだろうと。ブレイクと言う言葉は、何か怖いので自分的にはプチブレイクだと思っています」と、冷静に現状を分析している。
◆『THE MANZAI』をきっかけに活躍の幅を広げたハマカーン
続く2位には、昨年開催された『THE MANZAI 2012』(フジテレビ系)で初優勝を飾った【ハマカーン】がランクイン。2001年にコンビを結成し、正統派漫才を武器に数々の賞レースで頭角を現してきた2人。ツッコミ担当の神田伸一郎が見せる普通の行為に対し、ボケ担当の浜谷健司が「下衆の極み!」、「鬼畜の所業!」といった大げさな表現で否定することで笑いを作り上げていくスタイルを完成させ、見事漫才の頂点を極めた。
『THE MANZAI』放送後も各局バラエティへの出演が増え、知名度もさらにアップした2人。「バラエティでの食レポなど、わかりやすくて2人のバランスが良く面白かった」(大阪府/30代/女性)、「バラエティ以外のスポーツ番組でも活躍していたから」(東京都/20代/男性)などのコメントからもわかるように、トーク番組でも確かな爪痕を残すなど、漫才だけでないポテンシャルの高さを見せており、今後もさまざまなフィールドでの活躍を期待させる。
◆新星から再ブレイクまで……バラエティに富んだ上期のお笑い界
そのほか上位ランキングを振り返ってみると、前田敦子のモノマネで彗星の如く登場し、昨年下半期のお笑い界を席巻した【キンタロー。】が3位に。世間からの“一発屋”という風潮をモノともしない耐久性の強さを見せている。また4位には、『笑っていいとも!』(フジテレビ系)を筆頭に数多くのレギュラー番組を抱え、ソロ活動も順調な【パンサー】がランクイン、彼らは特に10代女性からの支持が高かった。さらに“泣けるパラパラ漫画”が話題となり、再ブレイクを果たした【鉄拳】(5位)、体を張ったコントで頭角を現してきた女性コンビ【ニッチェ】(7位)、長い下積み時代を過ごし、『キングオブコント2012』(TBS系)で悲願の優勝を飾ったベテランコンビ【バイきんぐ】(9位)など、話題の芸人たちが顔を揃えた。
芸歴21年、現在42歳のベテラン女性芸人が見事首位に輝いた今回のランキング。一時期芸能活動を休止し、コールセンターで派遣社員として社会人生活を送るなど、タレントとして不遇の時期を過ごしてきた大久保だが、遂にその才能が開花。長い下積みを経験しているからこそ、現在のブレイクにも慢心することなく、少しずつ芸の幅を広げてきた。冷静に自身の需要や長所を読み取る“目”を持つ彼女ならば、決して一時の流れではなく、末永く芸能界での立ち位置を確保し続けることだろう。
⇒TOP10ランキング表
【調査概要】
調査時期:2013年6月24日(月)〜6月27日(木)
調査対象:合計1000名(自社アンケート・パネル【オリコン・モニターリサーチ】会員10代、20代、30代、40代の男女)
調査地域:全国
調査方法:インターネット調査
上半期のお笑い界を振り返ると、今年もさまざまな芸人たちが飛躍し、お茶の間の人気者に仲間入りを果たした。そこでORICON STYLEでは、恒例の『2013年上半期“最もブレイクした”と思うお笑い芸人』についてアンケートを実施。見事1位に輝いたのは、リアルな“アラフォー女性”の生きざまを体現し、大ブレイク中のオアシズ【大久保佳代子】。2位以下を大きく引き離し圧倒的な票を獲得、文句なしの栄冠となった。
◆“アラフォー女性”の生きざまを体現した大久保
大久保といえば、現在ピンとして『大久保じゃあナイト』(TBS系)、『だんくぼ』(テレビ朝日系)を筆頭に6本のレギュラー番組を持つ超売れっ子芸人。また、ドラマにも多数出演し、先ごろ放送された『幸せになる3つの買い物』(フジテレビ系)では初の主演、さらに連続テレビ小説『あまちゃん』(NHK総合)にも出演する。
彼女が支持される要因としては、その歯に衣着せぬ的確なコメント力にある。実際に「ズバズバ本音を言うのが爽快」(長崎県/20代/男性)、「毒舌だが、嫌みがない」(静岡県/20代/女性)など、彼女の的確過ぎるコメントを支持する声が男女ともに多い。だが彼女の場合、その毒舌も他者に向けてというより、むしろ自分自身に向けた“自虐ネタ”が多く、“芸能界のご意見番”気取りでない点も支持される要因と言えるだろう。さらに、下ネタを発する際も視聴者に嫌悪感を抱かせない、その自然体なキャラクターも彼女の大きな強みだ。
今回の結果を受けて大久保本人からコメントが届いているが、周囲のざわつきにも何処吹く風といった様子。「嬉しいより戸惑い気味な感じです。なぜいまなんだろうと。ブレイクと言う言葉は、何か怖いので自分的にはプチブレイクだと思っています」と、冷静に現状を分析している。
◆『THE MANZAI』をきっかけに活躍の幅を広げたハマカーン
続く2位には、昨年開催された『THE MANZAI 2012』(フジテレビ系)で初優勝を飾った【ハマカーン】がランクイン。2001年にコンビを結成し、正統派漫才を武器に数々の賞レースで頭角を現してきた2人。ツッコミ担当の神田伸一郎が見せる普通の行為に対し、ボケ担当の浜谷健司が「下衆の極み!」、「鬼畜の所業!」といった大げさな表現で否定することで笑いを作り上げていくスタイルを完成させ、見事漫才の頂点を極めた。
『THE MANZAI』放送後も各局バラエティへの出演が増え、知名度もさらにアップした2人。「バラエティでの食レポなど、わかりやすくて2人のバランスが良く面白かった」(大阪府/30代/女性)、「バラエティ以外のスポーツ番組でも活躍していたから」(東京都/20代/男性)などのコメントからもわかるように、トーク番組でも確かな爪痕を残すなど、漫才だけでないポテンシャルの高さを見せており、今後もさまざまなフィールドでの活躍を期待させる。
◆新星から再ブレイクまで……バラエティに富んだ上期のお笑い界
そのほか上位ランキングを振り返ってみると、前田敦子のモノマネで彗星の如く登場し、昨年下半期のお笑い界を席巻した【キンタロー。】が3位に。世間からの“一発屋”という風潮をモノともしない耐久性の強さを見せている。また4位には、『笑っていいとも!』(フジテレビ系)を筆頭に数多くのレギュラー番組を抱え、ソロ活動も順調な【パンサー】がランクイン、彼らは特に10代女性からの支持が高かった。さらに“泣けるパラパラ漫画”が話題となり、再ブレイクを果たした【鉄拳】(5位)、体を張ったコントで頭角を現してきた女性コンビ【ニッチェ】(7位)、長い下積み時代を過ごし、『キングオブコント2012』(TBS系)で悲願の優勝を飾ったベテランコンビ【バイきんぐ】(9位)など、話題の芸人たちが顔を揃えた。
芸歴21年、現在42歳のベテラン女性芸人が見事首位に輝いた今回のランキング。一時期芸能活動を休止し、コールセンターで派遣社員として社会人生活を送るなど、タレントとして不遇の時期を過ごしてきた大久保だが、遂にその才能が開花。長い下積みを経験しているからこそ、現在のブレイクにも慢心することなく、少しずつ芸の幅を広げてきた。冷静に自身の需要や長所を読み取る“目”を持つ彼女ならば、決して一時の流れではなく、末永く芸能界での立ち位置を確保し続けることだろう。
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【調査概要】
調査時期:2013年6月24日(月)〜6月27日(木)
調査対象:合計1000名(自社アンケート・パネル【オリコン・モニターリサーチ】会員10代、20代、30代、40代の男女)
調査地域:全国
調査方法:インターネット調査
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2013/07/21