女優の北乃きい(22)が20日、都内で行われた主演映画『爆心 長崎の空』初日舞台あいさつに出席。さまざまな思いを胸に秘めての公開初日を迎え「緊張とかドキドキとか、やっとこの日が迎えられるという気持ちです…」と感慨深げに話すと、思わず涙がこぼれた。 原作は芥川賞作家で長崎原爆資料館館長を務める青来有一氏の『爆心』。被爆地・長崎県に暮らす人々の日常に差し込む一筋の希望を描いた同作で、被曝3世の女子大生を演じた北乃は「撮影中にも空き時間に原爆資料館に行って、目で見て、肌で感じて、すごく自分が無知だったことを痛感しました。映画を通して私たちの世代の人たちにも伝えていけたら」と万感の思いを込めた。
2013/07/20