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緒形直人・的場浩司、撮影前に二人で慰霊碑を参拝

 俳優の緒形直人的場浩司が11日、都内でTBS系『テレビ未来遺産“終戦”特別企画報道ドラマ「生きろ」〜戦場に残した伝言〜』(8月7日放送、後9:00)の記者会見に出席した。

TBS系『テレビ未来遺産“終戦”特別企画報道ドラマ「生きろ」〜戦場に残した伝言〜』に出演する緒形直人(右)と的場浩司(左) (C)ORICON NewS inc.

TBS系『テレビ未来遺産“終戦”特別企画報道ドラマ「生きろ」〜戦場に残した伝言〜』に出演する緒形直人(右)と的場浩司(左) (C)ORICON NewS inc.

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 同番組は、第二次世界大戦の最中、旧内務省からの派遣でアメリカの占領下に置かれるまで沖縄県民とともに生きた島田叡(あきら)第23代沖縄県知事を追ったドキュメンタリー・ドラマ。島田役を緒方、島田とともに命がけで県民の疎開を進める荒井退造警察部長役を的場が演じる。

 赴任前、大阪府内政部長であった島田は、沖縄戦の始まる2ヶ月前に沖縄県知事の内示を受け、赴任後は命がけで県民を守るために奔走。「玉砕」、「自決」という言葉が飛び交う戦場で「生きろ」と言い続けた島田は異色の存在だった。そんな島田の生き様を過去の戦争フィルム、関係者の証言、当時の手紙などの貴重な資料をもとにドラマとして描き、ドキュメンタリーと併せて、沖縄戦がどのような戦いであったかを伝えていく。

 緒形と的場は、1990年に同局系で放送された『予備校ブギ』での共演がきっかけで親しくなり、緒形は「何度も一緒に仕事していい作品を作ってきた自負があります。久しぶりに会っても、当たり前のようにセリフを交わすことができてよかった。感謝しているところです」。的場も「僕は緒形さんのことを親友だと思っているので、芝居に関しても腹に何も持たずに相談しながらできた。ストレートにぶつけ合うことができる相手は貴重」と互いを認め合った。

 沖縄で撮影に入る前には、二人で糸満市摩文仁が丘にある慰霊碑「島守の塔」及び殉職した島田知事と荒井部長の「終焉之地」碑を訪れていたことも明かした。

 緒形は「沖縄戦の最中にあって孤軍奮闘、一人でも多くの県民を守るために奔走したお二人の足跡を的場くんと二人で魂を込めて、使命感を持って演じさせていただきました。沖縄でどういう戦いがあったのかということを知っている人が少なくなっていく中、今でなければできない作品。一人でも多くの人に観ていただいて、次につなげていってほしい」と力を込めた。

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