俳優の新井浩文（34）が29日、都内でテレビ東京系ドラマ『たべるダケ』（7月12日スタート、毎週金曜　深0：52）の取材会に出席した。先日、週刊誌に女優・二階堂ふみ（18）との“焼肉＆お泊りデート”が報じられた新井だが、「焼肉一緒に食べる女性？います、います」と全く動じず、「冷麺は食べていないんですけどね」とさらりと事実誤認を正した。

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　同作は『月刊！スピリッツ』（小学館）で連載中の高田サンコ氏の同名漫画を原作に、歌手で女優の後藤まりこがテレビドラマ初出演にして初主演。無言で“食べるだけ”の謎の美女・シズル（後藤）をめぐる美味しく楽しい騒動を描く。豪快に、そしてすこしエロティックに食べ物を食らうシズルの食べっぷりに、さまざまな事情を抱えた登場人物たちが癒されていく。

　ドラマオリジナルの冴えないバツ3のサラリーマン・柿野を演じる新井は、映画の出演は多いが、ドラマは「あまりオファーがこない」。短期間で全12話分を撮り切るドラマの撮影現場は「過酷すぎ」とぼやき、「柿野は（行き詰まって）自殺しようとするところから始まり、シズルに出会って絶望が希望に変わっていく設定なのですが、どんどん嫌になっていって、鬱になって、逆を行っているんじゃないかと、それだけが心配」と自嘲気味に語っていた。

　取材会には、後藤と、柿野の会社に勤める美人女性社員・薮内を演じる石橋杏奈も出席した。後藤は「初めてドラマに出させてもらってありがたかったです。『いただきます』と『ごちそうさま』以外、何もしゃべらない、ふんわりした得体の知れない役ですが、ポツポツと人間味が感じられるシーンもあってよかったです」と満足げ。撮影では何人分もの量を食べることになったが、「美味しくいただきました。ごちそうさまでした」とけろりとしていた。