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ドミニカ、野球最強国の秘密 MLBアカデミーに潜入

 3月に行われた第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で、8戦全勝という完全優勝で“世界一”の座を獲得したドミニカ共和国。北中米カリブ海に浮かぶ小さな島国の面積は、日本の九州に沖縄を加えたほどの大きさで、人口はおよそ890万人、日本の人口の14分の1にも満たない。そんなドミニカの野球熱、その強さを支えているのが、米メジャーリーグ(MLB)のアカデミー活動(選手の養成)だ。

「将来はメジャーリーガー」夢を語るドミニカの子どもたち(C)TBS

「将来はメジャーリーガー」夢を語るドミニカの子どもたち(C)TBS

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 あす19日放送のTBS系大型ドキュメンタリー特番『テレビ未来遺産 家族のチカラが奇跡を呼ぶ スポーツ“夢”SP』(後7:00)の第二部「スポーツ夢見るチカラ」では、ドミニカ国内にあるMLBのアカデミーに取材カメラが密着。ドミニカの子どもたちの「夢のかなえ方」をレポートする。

 ヤンキース所属の内野手ロビンソン・カノや、1998年にマーク・マグワイアとの本塁打王競争で野球ファンを熱狂させたサミー・ソーサ、野茂英雄をして「ペドロになりたい」と言わしめたペドロ・マルティネス…。数多くの選手がアカデミーを経由してMLBへと渡った。今年、MLBのチームに登録されたドミニカ出身の選手は100人以上にのぼる。

 ドミニカには、未だ貧富の差が大きな問題として残っており、グローブやバットはもちろんのこと、普通に履く靴すら持っていない子どもも珍しくない。彼らは木の実や枝…自然にあるものすべてを野球道具にして、将来のメジャーリーガーを夢見て、日々野球に興じる。

 ドミニカの子どもたちにとって、メジャーリーガーか? 貧困か? 切実な分かれ目となるのが、MLB各球団のアカデミーに入れるか否か。アカデミーに入るだけで契約金や給料が手に入る上、野球だけでなく、英語やアメリカ文化など、野球選手として成功するためのさまざまな“教育”も受けられる。

 アカデミーで野球の指導を受けてもメジャーリーガーになれるのはひと握りだ。それでも、メジャーリーガーになることは自分自身や家族が生きていくための希望。そこにハングリー精神が醸成され、野球に真剣に取り組む子どもたちが、あとを絶たないのだ。

 同番組(第二部)は、巨人やヤンキースなどで活躍し、5月に国民栄誉賞を受賞した松井秀喜氏がスペシャルナビゲーターを務めることでも注目の番組。自身も野球で世界一を目指した松井氏が、ドミニカの野球少年たちをはじめ、スポーツで夢をかなえようとひたむきに生きる世界各国の子供たちを紹介していく。

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  • 「将来はメジャーリーガー」夢を語るドミニカの子どもたち(C)TBS
  • 6月19日放送のTBS系大型ドキュメンタリー特番『テレビ未来遺産 家族のチカラが奇跡を呼ぶ スポーツ“夢”SP』(後7:00)の第二部「スポーツ夢見るチカラ」より(C)TBS

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