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高橋光臣インタビュー「人生かけて勝負するくらいの価値はある」

 2012年前期NHK連続テレビ小説『梅ちゃん先生』の松岡役で一躍、顔と名前が売れた俳優・高橋光臣(31)。「自分を取り巻く環境が一変した」と本人もその自覚がある。その後、同局で放送されたドラマ『実験刑事トトリ』(2012年11月全5回)では、俳優・三上博史と凸凹刑事コンビを好演。今後の活躍が期待される俳優の一人に成長中だ。

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 「『梅ちゃん先生』に出演する前までは僕は、前に進んでいるのだろうか? と、葛藤していました。同期でどんどん売れていく人もいる中で、どうして自分は突き抜けられないのか、焦りもあったと思います。でも、僕もちゃんと前に進んでいたと、『梅ちゃん先生』で気付くことができました」と穏やかな表情で語る。

 大学卒業後、映画『ラスト・サムライ』を観て俳優に興味を持った。2005年に俳優デビュー後、2006年2月から1年間、『轟轟戦隊ボウケンジャー』(テレビ朝日系)にボウケンレッド役でテレビドラマ初主演を務め上げ、2007年7月期のドラマ『花ざかりの君たちへ〜イケメン♂パラダイス〜』(フジテレビ系)にもレギュラー出演して、注目を浴びた。沢口靖子主演の人気シリーズ『科捜研の女』(テレビ朝日系)には2010年より3シーズンにわたって刑事役で出演。20代を全力で走り抜きながら頭角を現し始めた。

 「『科捜研の女』に出演していなければ、『梅ちゃん〜』のオーディションに受からなかったと思う。『科捜研〜』の撮影中も、次に何か大きなチャンスが来た時に後悔しないように毎日、走ったり、ウエイトトレーニングしたり、殺陣のけいこをしたりしていました。『梅ちゃん〜』に殺陣のけいこが直接関係したとは思わないけれど、オーディションで負ける気もしない不思議な感覚があったことも覚えています」と振り返る。

 ふいに来るチャンスを確実につかみ取るために、それに備えてやるべきことはやる。当たり前のことのようで、難しいことでもある。その姿勢を褒めると「僕はずっとスポーツをやってきた人間なので、鍛えているほうが落ち着くというのもあるんですが(笑)。走れない芝居をするのはいいですけど、現場で走れと言われて走れないのは嫌なだけです」と謙遜した。ラグビーの強豪校で全国大会を目指していた経歴は伊達じゃない。

 『〜トトリ』では、共演の三上から「常識に囚われすぎていると演技の幅が広がらないということを、教わりました。僕が想定していたものの範囲を超えた芝居に驚きの連続でした」と話す。

 同ドラマは、原作のない脚本家・西田征史氏のオリジナル作品。大学の研究室で動物生態学を研究していた主人公・都鳥(三上)は一念発起して警視庁の中途採用試験を受験し、晴れて合格。43歳にして念願の捜査一課に刑事として配属され、正義感の強い28歳の若手刑事・安永(高橋)が彼と組むこととなる。年上の新人刑事と年下の先輩刑事のコンビが、時にぶつかり、時に助け合いながら、犯人へと迫ってゆく。

 もともと全5話の企画だったが、高橋は「脚本家の西田さんが投げっぱなしで、回収せずに終わったので、続編ができるのであれば、ぜひやりたい」と意欲満々だ。

 「30代の男が、40代に向けての10年をどう生きるか。男として、かなり勝負の期間に入ったと思っています。まだまだ僕の株は低いけれど、自分でも上げていこうと思っているし、低いうちに注目していただいて、株が上がっていく過程を一緒に楽しんでもらえたら。もし、暴落した時は、ごめんなさい(笑)。この業界、何があるかわかりませんから。だからこそ、人生かけて勝負するくらいの価値はあるんじゃないかなと思っています」。

 『実験刑事トトリ』のBlu-ray&DVDがポニーキャニオンより発売中。ドラマ全編完全収録はもちろんのこと、全編にわたる脚本の西田氏、出演の高橋、谷口卓敬チーフ・プロデューサーのコメンタリーも収録。

関連写真

  • 気分転換に車を飛ばして温泉に行くことも…アクティブな高橋光臣(C)ORICON NewS inc.
  • 大先輩の三上博史と凸凹刑事コンビを好演(C)2013NHK
  • 高橋光臣が出演したNHKのドラマ『実験刑事トトリ』BD/DVD発売中(C)2013NHK
  • 高橋光臣が出演したNHKのドラマ『実験刑事トトリ』がBD/DVD発売中(C)2013NHK
  • ORICON STYLEのインタビューに応じた俳優の高橋光臣 (C)ORICON NewS inc.

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