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稲垣吾郎、映画『おしん』でビジュアルイメージを打ち破る父親役

 SMAPの稲垣吾郎が、映画『おしん』(10月12日公開)で主人公・おしん(濱田ここね)の父親・谷村作造役で出演していることがわかった。稲垣は「これまではエリートやシティボーイを演じる事が多かったのですが、今回の作造は真逆の設定。無精ひげ、日焼けメイク、初めての方言、貧しい設定など、すべてが初めてのチャレンジになりました。僕は髪が長くてくるんとはねている固定のビジュアルイメージがあると思うのですが、ガラッとビジュアルを変えた方が作品世界にお客さんを引き込むことができると思い、自分で髪型を提案しました。普段の自分を忘れて役に没頭できるのでやり易いです」とコメントしている。

濱田ここねが演じるおしん(C)2013「おしん」製作委員会

濱田ここねが演じるおしん(C)2013「おしん」製作委員会

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 稲垣の『おしん』出演に関するコメントは以下の通り。

 僕はちょうど『おしん』(NHK朝の連続テレビ小説)の記憶がある世代で、ドラマの放送時は10歳でなんとなく覚えています。「おしんがこれだけがんばっているんだから、あなたもがんばりなさい」と両親に怒られるネタに使われていました。

 記録的な寒さのなのでの山形での撮影は、スタッフの方々は大変だったと思うのですが、この環境が作品世界に誘ってくれるので感謝しています。最上川で撮影した、おしんが奉公に出る別れのシーンは本当にすごい大ロケーションです。僕は個人的にも庄内が大好きです。

 おしん役のここねちゃんに初めて会った時は現代の格好をしていたので、おしんのイメージがぴんとこなかったんですけど、撮影で庄内に入って衣装を着てメーキャップをして現場に居るここねちゃんの姿を見たら、おしんそのもので、なるほどなという感じがしました。とにかく過酷な状況下の撮影で一生懸命がんばっているここねちゃんの姿を見ると胸がしめつけられる思いでした。僕らも初心に戻ってがんばらなきゃという気持ちにさせてくれるし、小さいけど座組みの座長で太陽みたいな存在です。

 母親役の上戸さんとはドラマ『流れ星』で兄弟役を演じていて、今回は夫婦役ってすごいですよね。でも何か縁があるのかなと思いました。しかも今回彼女は母親役。この時代にも不思議とハマっていて、新しい上戸さんが観られると思います。

 おしんの健気にがんばっている姿は感動するし、どんな時代にも通じるものがある。どんな世界を生きている人間にも通じる。海外でもこの作品が評価されているのはそういうところにあると思いますし、人が生きる意味では普遍的な作品なのかなと思います。今の時代に必要な作品だと思ったし、携われることを光栄に思っています。

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