20日に全国344スクリーンで公開された映画『名探偵コナン 絶海の探偵』（静野孔文監督）が、土日2日間（20日・21日）に56万5914人を動員し、興行通信社による全国映画動員ランキングで初登場第1位の大ヒットスタートを切ったことがわかった。興行収入は、2日間で6億7154万8700円。映画本編上映終了後には、『ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIE』が12月に公開されることも発表された。

【写真】その他の写真を見る

　1997年に第1作が公開されて以来、毎年GW映画として親しまれている劇場版シリーズ17作目。今作は、防衛省・海上自衛隊完全協力のもと、国防上、最高レベルの軍事機密を備えているイージス艦を舞台に、国家を揺るがす機密情報を巡りコナンと某国のスパイ“Ｘ”が洋上で攻防を繰り広げる本格スパイミステリー。ゲスト声優には女優の柴咲コウが参加している。

　昨年公開された『名探偵コナン 11人目のストライカー』（最終興収32.9億円）を上回る106.6％の大ヒットスタート。客層は、男女比4対6、年齢別では、20代が26.6％、16〜19歳が22.7％、40代が16.8％と続き、ティーンから40代まで満遍なく集客している様子がうかがえた。

　同ランキング2位には、B級グルメを守る伝説のソースを運ぶことを任されたしんのすけたちカスカベ防衛隊の活躍を描いた『映画クレヨンしんちゃん バカうまっ！Ｂ級グルメサバイバル！！』（橋本昌和監督）が初登場。全国324スクリーンで公開され、土日2日間の成績は動員19万9993人、興収2億2533万7650円。ゲスト声優として渡辺直美、コロッケ、川越シェフが登場している。