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震災からまもなく2年、江口洋介が被災地で見たもの

 俳優の江口洋介(45)が、案内人としてレギュラー出演する経済ドキュメンタリー『ガイアの夜明け』(毎週火曜 後10:00 テレビ東京系)で、1年ぶりに東北の被災地で取材を行った。震災直後から、復興への道のりを経済的な視点で掘り下げていくシリーズ企画「復興への道」第14章、第15章として、今月26日と3月5日に2週連続で放送される。

江口洋介が三陸の水産業の新しい取り組みを取材。3月5日放送の『ガイアの夜明け』シリーズ企画「復興への道」(C)テレビ東京

江口洋介が三陸の水産業の新しい取り組みを取材。3月5日放送の『ガイアの夜明け』シリーズ企画「復興への道」(C)テレビ東京

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 これまでに2回、宮城県女川町を訪れていた江口は、「忙しく日常を送っていると、この2年間はあっという間でした。被災地に関する報道がどんどん少なくなり、政権も変わる中、少しでも何かを伝えられたら」と自省も込めて、3回目の現地取材へ。今回は、福島のショッピングセンターや、宮城の漁業・水産業での新しい取り組みに着目し、自らの目と、耳と、肌で感じた被災地の現状を伝えていく。

 江口は「1年前に来た時は雪が降っていたこともあって、いろんなことが止まっているように見えましたが、今回は少しずつですが動いていっている感じがしました。東京の人たちが思っている以上に、現地の人々は前向き。もちろん現実は厳しいとは思いますが、一人ひとりの人たちの力強さを感じられました」と取材を振り返った。

 26日放送の第14章「ふるさとを失って…〜原発から8キロ 地元人気店の2年間〜」では、原子力発電所から8キロ圏内にある地元のショッピングセンターが、建物も、商圏も、客も失った中からどうやって再生していったのか、2年間の軌跡を追った。

 「原発事故でふるさとにいつ帰れるのか分からない状況の人たちが、昔よく通ったなじみの店で、月に1回か2回ショッピングをする。単なる“消費”ではなくて、変わらないものに会いに行く、というような気がしました。そして、そういう人たちのことを考えながら、何かやっていこうという企業の人の強さも感じました」。

 3月5日放送の第15章「甦れ!三陸の水産業」(仮)では、津波によって壊滅的な被害を受けた三陸海岸の漁業と水産加工業の復興のために、“恒常的に水産物が売れる”仕組み作りに尽力する地元漁師と企業、それぞれの挑戦を見つめた。

 「ネットで通販もどんどん広がってくる中で、ダイレクトに消費者の顔が見えることをやりたいという試み。作る側と買う側がつながっているということは、すごく大切で、貴重なことに思えたし、失ったものがあるからこそ、本当に大事なものとは何かというものを見せてもらえた気がします」。

 取材を終えて江口は「来てみないと分からないことがたくさんありました。このような取材に携われてすごくありがたいと思います」と感謝を口にしていた。

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  • 江口洋介が三陸の水産業の新しい取り組みを取材。3月5日放送の『ガイアの夜明け』シリーズ企画「復興への道」(C)テレビ東京
  • 2月26日の『ガイアの夜明け』は江口の現地取材で「ふるさとを失って…〜原発から8キロ 地元人気店の2年間〜」を放送 (C)テレビ東京

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