福岡を中心に活動するアイドルグループ・ＨＲ（エイチアール）が、2ndシングル「バリカタ」で全国デビューを果すにあたり、オリコン・エンタテインメント　月刊デ☆ビュー編集部で来社ＰＲを行った。メンバーの清原千明は「福岡は今アイドル激戦地なんですよ！　そのなかでもＨＲは“福岡の名物”って呼ばれるようになりたいです」とアピールした。

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　ＨＲは2010年8月、福岡の専用劇場「BOX TOWN 箱崎」を拠点に旗揚げした、福岡のグループアイドルの中でも先駆けと呼べる存在。安田玲は「私は小さい時からアイドルが好きで、福岡のグループに入りたいと思って探していたら、ＨＲが最初に福岡で劇場を持ったアイドルグループって知って。そのときHKT48さんの募集もあったんですけど、私は福岡に最初にできたＨＲに入りたいと思って応募しました」という。清原も「オーディション受けようと思っても一人で東京に行けるわけじゃないし。大好きな福岡で活動したいなって思っていたので」とＨＲを選んだ理由を語る。

　まだ東京でのライブは数少ないＨＲだが、「東京はいろんなアイドルさんが多いので、ほかのグループとなにか違うものを持ってこないと印象が薄れるし、ＨＲの色がないと覚えてくれないので、意気込みをリハーサルで話しながら挑んでます」（清原）という。なかでも「握手会で『待っとうけんね〜』って言ったり、シングルの「バリカタ」にもたくさん博多弁が使われています」と博多弁の可愛さは武器となっている。

　ニューシングル「バリカタ」の聴きどころについては、「清原さんが途中でこぶしを回して“演歌”を歌うところは好きですね」（七瀬恵梨）、「この曲で博多弁と博多ラーメンを広めたいです」（望月彩華）、「明太子とかラーメンとか、いろいろ美味しいモノが入っているので、歌詞を見ながら聴いてほしいです」（安田）、「バリカタはラーメンのゆで方のことなんですけど、歌詞をよく読むと自分たちのことを歌ってるんですよ。“右も左もライバルだらけで　バリきびしいっちゃん”とか、ホントにそうだと思うから気持ちも入れやすいし、『負けるな！』とかお客さんと盛り上がれるところがあって、元気がもらえる曲なので大好きです」とそれぞれにアピール。

　「個性的なメンバーが多い」ＨＲのなかでも、期待されているのが、Yahoo! モバゲーのPCオンライン・カード・ゲーム『究極×シャッフル☆ロコドル大作戦』で、30グループのロコドルメンバーのなかで人気投票1位に輝いた安田玲。2位に倍以上の大差をつけ約8万票を獲得した彼女は、人気上位５名で結成するシャッフルユニット「チームはいからさん」としてCDリリースを果たしている（ＨＲからは國本満里菜もランクイン）。

　安田は「私、ちょっと人見知りで、ほかのメンバーと写メとか撮りたかったんですけど、自分から“撮ってください”って言えなくて。（秋田の）pramoのMAYUさんが私の2つ年下で、その子とは仲良くなれたんですけど、（北海道の）フルーティーさんとは緊張してしまって、撮ることができなかったんです…」と自信なさげに言うものの、現在展開中の第2回投票でも堂々1位をキープ。「このユニットの活動で、もっとＨＲを知ってもらえるようにアピールしたいです」と、自分のホームグラウンドへファンを呼び込むつもりだ。

　今回攻めの一曲で全国に打って出るＨＲ。「福岡は今アイドルが10以上存在する激戦地なんですよ。でもそのことで福岡の知名度も上がってきているし、そのなかでもＨＲが一番盛り上がっているので（笑）、福岡の名物って呼ばれるようになりたいです。アイドル同士は仲悪くないですよ！　一緒に福岡を盛り上げたいですけど、負けはしないです！」（清原）と改めて気合を入れた。ＨＲは2月2日に恵比寿ライブゲートで東京初のワンマンライブを行うなど、各地でのイベントも続々決定している。