15日に肺炎のため亡くなった映画監督・大島渚さん(享年80)の葬儀が22日、東京・築地本願寺で営まれ、映画監督の篠田正浩、ジャーナリストの田原総一朗、俳優の松田龍平らゆかりのある著名人や映画関係者、一般献花者ら約700人が参列し、最後の別れを告げた。
大島さんの代表作『愛のコリーダ』で助監督を務めた崔洋一監督は、葬儀委員長として弔辞を述べ「日本の映画界、いや、世界の映画界で大きな希望と光を与え続けた、闘う映画監督でありました。心優しく、ときに厳しく人間の深淵を表す、来たるべき社会の未来を予期する、偉大な先進表現家でもありました」と故人を偲んだ。
崔監督は16日に大島監督の妻で女優の小山明子が務めた舞台初日を観劇。「気丈で、とても素直な女優さんが20年のブランクを越えて素晴らしい舞台をみせていただいた」と感謝を伝え「大島さんが天国から愛する人へ試練と幸せの二つを同時に送ってくれたのだな」と、故人との素晴らしい夫婦ぶりを讃えた。
また、名作『戦場のメリークリスマス』に出演、音楽も担当した坂本龍一(61)は「(曲作りは)3ヶ月くらいかかったのですが、スタジオにお見えになったのは一度だけ。何も言いませんでした。多分、仏頂面をしていたと思う」と名曲「Merry Christmas Mr.Lawrence」の制作秘話を明かし、「これからも(同曲を)弾く時には、どうしても大島さんを思い出すと思う」と想いを吐露した。
同作で共演した北野武が後に映画監督としても活躍していることもあり「僕は残念ながら映画は作らなかったけれど、大島さんに『お前は卑怯だぞ!』と『映画を作らないから卑怯だ』と怒られた」と思い出にふけりながら、静かに微笑を浮かべていた。
大島さんの代表作『愛のコリーダ』で助監督を務めた崔洋一監督は、葬儀委員長として弔辞を述べ「日本の映画界、いや、世界の映画界で大きな希望と光を与え続けた、闘う映画監督でありました。心優しく、ときに厳しく人間の深淵を表す、来たるべき社会の未来を予期する、偉大な先進表現家でもありました」と故人を偲んだ。
崔監督は16日に大島監督の妻で女優の小山明子が務めた舞台初日を観劇。「気丈で、とても素直な女優さんが20年のブランクを越えて素晴らしい舞台をみせていただいた」と感謝を伝え「大島さんが天国から愛する人へ試練と幸せの二つを同時に送ってくれたのだな」と、故人との素晴らしい夫婦ぶりを讃えた。
また、名作『戦場のメリークリスマス』に出演、音楽も担当した坂本龍一(61)は「(曲作りは)3ヶ月くらいかかったのですが、スタジオにお見えになったのは一度だけ。何も言いませんでした。多分、仏頂面をしていたと思う」と名曲「Merry Christmas Mr.Lawrence」の制作秘話を明かし、「これからも(同曲を)弾く時には、どうしても大島さんを思い出すと思う」と想いを吐露した。
同作で共演した北野武が後に映画監督としても活躍していることもあり「僕は残念ながら映画は作らなかったけれど、大島さんに『お前は卑怯だぞ!』と『映画を作らないから卑怯だ』と怒られた」と思い出にふけりながら、静かに微笑を浮かべていた。
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2013/01/22