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木村大作氏、監督業の引退撤回! 4年ぶり最新作で立山連峰に挑む

 日本を代表する名カメラマンの木村大作氏が、映画『春を背負って』で自身2作目の監督を務めることがわかった。木村氏がメガホンをとるのは、2009年に初監督を務めた『劔岳 点の記』以来、4年ぶり。

映画『春を背負って』で再びメガホンを取る木村監督 (C)ORICON DD inc.

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 大ヒットを記録した『劔岳 点の記』公開時に“監督引退”を公表していた木村氏だが、「『劔岳 点の記』でやり残したことはない、あれ以上のことは出来ないという確信もあったが、創作はやめられないし、『剱岳 点の記』以上のものを作りたいという欲が出てきました」と引退を撤回。

 さらに、「映画を創る上で、監督として新しいものを生み出していくということは楽しい。『劔岳』にも人生を賭けた。再び、私はこの「春を背負って」に人生を賭けたい」と早くも新作に意気込みを見せている。

 同作は、笹本稜平氏の同名小説が原作。立山連峰3000メートルに位置する菫(すみれ)小屋を舞台に、家族とそこに集う人たちの力強い生き方と温かな交流を描く。原作について木村監督は「出版されてすぐ、そのタイトルに惹かれて手に取りました。人間は何かを背負って生きているもの。『背負って』という言葉に、私はピンと来ました」と語った。

 原作の舞台は奥秩父だが、木村監督は「映画化にあたって360度どこをとっても画になる、かつ日本中の山々を見渡すことが出来る立山連峰に変えさせていただきました」と撮影場所を変更。撮影は来年4月から11月まで7ヶ月に及ぶ大規模ロケを予定しており、山小屋を舞台に描かれる人間ドラマとともに四季折々の雄大な自然の美しさが見所となりそうだ。

 映画『春を背負って』は2014年公開予定。

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  • 映画『春を背負って』で再びメガホンを取る木村監督 (C)ORICON DD inc.
  • 映画の舞台となる立山連峰 (C)ORICON DD inc.

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