WOWOWが、日本未公開作品を無料上映するイベント『旅するW座』の第2弾が決定した。上映作品はハンガリーのブダペスト出身のイシュトヴァン・サボー監督の映画『エメランスの扉』（ハンガリー・ドイツ映画）。今年公開されたばかりの日本初公開作品を同局での放送に先駆けて先行無料上映する。

　サボー監督は、これまでに1981年の『メフィスト』でアカデミー外国語映画賞を、1985年の『連隊長レドル』でカンヌ国際映画祭審査委員賞を受賞した実績を誇る。『クィーン』（2006年）でアカデミー主演女優賞を獲得したヘレン・ミレンが主演し、心の扉を閉ざして生きる家政婦役を熱演した、感動のヒューマンドラマ。

　『旅するW座』は、全国の単館系劇場を応援することを目的に、全国5つの劇場にて公開後、放送作家の小山薫堂氏とイラストレーターの安西水丸氏がナビゲーターを務める同局の番組『Ｗ座からの招待状』（毎週日曜　後9：00　WOWOWシネマ）にて、来年3月放送予定。

　上映予定劇場は、愛知・名古屋シネマテーク（1月25日／2月1日）、沖縄・桜坂劇場（2月8日／2月15日）、宮城・桜井薬局セントラルホール（2月22日／3月1日）、北海道・シアターキノ（3月8日／15日）、大分・シネマ５（3月22日／3月29日）の5ヶ所、全10回公演。金曜夜の回にて無料上映。