俳優の市原隼人(25)が、来年1月スタートのフジテレビ系連続ドラマ『カラマーゾフの兄弟』(毎週土曜 後11:15)に主演することが26日、わかった。19世紀のロシア文学を代表する作家・ドストエフスキーの最高傑作の一つに数えられる同名長編小説を、現代の日本に置き換えてドラマ化。主人公の三兄弟のうち、理知的で感傷を嫌うクールなニヒリストである次男・黒澤勲を演じる市原は「感情を表に出さない役は(銀幕デビュー作の)『リリイ・シュシュのすべて』(岩井俊二監督)でも演じたけれど、感情があるのかないのかさえわからない今回のような役は初めて。撮影に入るのがものすごく楽しみです」と新境地に期待をふくらませる。
2006年に出版されたドストエフスキー研究の第一人者・亀山郁夫氏による新訳本(光文社古典新訳文庫/全5巻)が爆発的に売れ、東京大学教授が新入生に読ませたい小説1位に選ばれるなど再注目を集めている『カラマーゾフの兄弟』。性格のまったく異なる3人兄弟が、父親の殺人事件とその裁判をめぐって織りなす衝撃的な物語に、信仰、国家、父子関係といった多彩なテーマが重層的に散りばめられている。思想小説や推理小説、家庭小説、恋愛小説などとしても読むことができる、まさに純文学の傑作だ。
今回、地上波では初めてドストエフスキー作品を原案としたドラマが制作されること受けて、市原は「今回のドラマの話が来るまで、ちゃんと読んだことがなかったのですが、こんなにもいろいろな角度から楽しめる作品に出られるなんて、2度とないんじゃないか。参加できることがうれしいし、感謝しています」と壮大な企画に心躍らせる。
脚本は『ストロベリーナイト』(同局系)の旺季志ずか氏が辣腕(らつわん)をふるう。地方都市で起きた殺人事件で容疑をかけられた3人の異母兄弟の物語を三部構成でみせていく。第一部では、事件の日に至るまでの兄弟一人ひとりの足跡をたどり、三者三様の父への“殺意”を浮かび上がらせる。第二部では、事件当日を。第三部では、取り調べから判決まで、それぞれの想いや葛藤、事情を描きながら、事件の真相に迫っていく。共同テレビ・森安彩プロデューサーは、「原作は複雑で重厚な物語ですが、暗いドラマではありません。土ドラ枠らしいチャレンジの一つにしたい」と強調した。
共演は失業中でヒモのような生活をしているいい加減な長男・満役に斎藤工(31)、精神科医を目指す医大生の三男・涼役に林遣都(21)、地域一帯に多くの土地を持ち、不動産業と建設業を営む父・文蔵役に吉田鋼太郎が出演。その他にも、勲が密かに思いを寄せる満の恋人、文蔵の秘書兼執事、黒澤家の使用人などさまざまな人物が登場する。
市原は「時には次男だったり、時には父親だったり、時には使用人だったり、すべての登場人物にどこかしら感情移入できる部分がある。きっと年齢を問わず楽しんでいただける作品になると思いますし、撮影をしていく中で、自分も日々変わってくると思いますし、そんな自分も楽しみたい」と話していた。
2006年に出版されたドストエフスキー研究の第一人者・亀山郁夫氏による新訳本(光文社古典新訳文庫/全5巻)が爆発的に売れ、東京大学教授が新入生に読ませたい小説1位に選ばれるなど再注目を集めている『カラマーゾフの兄弟』。性格のまったく異なる3人兄弟が、父親の殺人事件とその裁判をめぐって織りなす衝撃的な物語に、信仰、国家、父子関係といった多彩なテーマが重層的に散りばめられている。思想小説や推理小説、家庭小説、恋愛小説などとしても読むことができる、まさに純文学の傑作だ。
今回、地上波では初めてドストエフスキー作品を原案としたドラマが制作されること受けて、市原は「今回のドラマの話が来るまで、ちゃんと読んだことがなかったのですが、こんなにもいろいろな角度から楽しめる作品に出られるなんて、2度とないんじゃないか。参加できることがうれしいし、感謝しています」と壮大な企画に心躍らせる。
脚本は『ストロベリーナイト』(同局系)の旺季志ずか氏が辣腕(らつわん)をふるう。地方都市で起きた殺人事件で容疑をかけられた3人の異母兄弟の物語を三部構成でみせていく。第一部では、事件の日に至るまでの兄弟一人ひとりの足跡をたどり、三者三様の父への“殺意”を浮かび上がらせる。第二部では、事件当日を。第三部では、取り調べから判決まで、それぞれの想いや葛藤、事情を描きながら、事件の真相に迫っていく。共同テレビ・森安彩プロデューサーは、「原作は複雑で重厚な物語ですが、暗いドラマではありません。土ドラ枠らしいチャレンジの一つにしたい」と強調した。
共演は失業中でヒモのような生活をしているいい加減な長男・満役に斎藤工(31)、精神科医を目指す医大生の三男・涼役に林遣都(21)、地域一帯に多くの土地を持ち、不動産業と建設業を営む父・文蔵役に吉田鋼太郎が出演。その他にも、勲が密かに思いを寄せる満の恋人、文蔵の秘書兼執事、黒澤家の使用人などさまざまな人物が登場する。
市原は「時には次男だったり、時には父親だったり、時には使用人だったり、すべての登場人物にどこかしら感情移入できる部分がある。きっと年齢を問わず楽しんでいただける作品になると思いますし、撮影をしていく中で、自分も日々変わってくると思いますし、そんな自分も楽しみたい」と話していた。

2012/11/27