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松山ケンイチ、『清盛』後はセミ役で初舞台「期待と楽しみしかない」

 俳優の松山ケンイチ(27)が21日、都内で行われた初主演舞台『遠い夏のゴッホ』の制作発表会見に出席。NHK大河ドラマ『平清盛』終了後、自身初舞台で演じるのは恋のために戦うセミ役。「自分なりに全力でこの役と向き合っていきたいと思います」と意気込んだ。また妻で女優の小雪は第2子妊娠8ヶ月。報道陣から「お二人目ご懐妊おめでとうございます」など声がかかったが、ぎこちなく頷くのみだった。

セミ役に挑戦する松山ケンイチ (C)ORICON DD inc.

セミ役に挑戦する松山ケンイチ (C)ORICON DD inc.

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 役者デビュー11年目で初舞台を踏む松山は「右も左もわからない状態で演技することに対しては緊張しているんですけど、作品に関しては期待と楽しみしかないです」とキッパリ。道に転がるセミや部屋で遭遇するゴキブリなど、自分に向かって飛んでくる虫たちは「命を燃やしてるって表現が自分の中のイメージ。普段生活してる中では絶対に出てこない炎が見える」といい、自身も「演技してるときにそういう感覚に陥る瞬間ある」と共感する部分があると話した。

 相手役のセミを演じる美波は松山と6年ほど前にワークショップを共にした仲で、それ以来の再会。松山との共演は楽しみと笑顔を見せる一方、演じる役柄には「セミだからどう飛び込んで取り組んでいけばいいか分からなくて。台本を読んで話をうかがって、役者・役って以上の違う視点から見ていきたい」と葛藤もにじませた。友人のセミを演じる筒井道隆はけいこ開始までに「セミのこととかをいろいろ学びたい」と笑わせていた。

 東京・赤坂ACTシアター5周年シリーズ第1弾となる同作は、作・演出を西田シャトナーが手掛ける完全オリジナル作品。運命と闘う青年セミ・ゴッホ(松山)をはじめアリ、カマキリ、クモ、クワガタ、ハチなど昆虫ばかりの登場キャラクターたちが織りなす異色のラブストーリーが描かれる。

 会見にはほかに美波、筒井、西田氏が出席。舞台『遠い夏のゴッホ』は東京公演が赤坂ACTシアターにて来年2月3日(日)〜24日(日)、大阪公演が新歌舞伎座にて3月7日(木)〜10日(日)に上演。

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  • セミ役に挑戦する松山ケンイチ (C)ORICON DD inc.
  • 共演の美波(右)、筒井道隆(左) (C)ORICON DD inc.
  • 初主演舞台『遠い夏のゴッホ』の制作発表会見に出席した(左から)筒井道隆、松山ケンイチ、美波 (C)ORICON DD inc.
  • 初主演舞台『遠い夏のゴッホ』の制作発表会見に出席した美波 (C)ORICON DD inc.
  • 初主演舞台『遠い夏のゴッホ』の制作発表会見に出席した筒井道隆 (C)ORICON DD inc.

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