アニメ&ゲーム カテゴリ
  • ホーム
  • 映画
  • 競技化&一般化で加速する大喜利ブーム 『IPPONグランプリ』竹内プロデューサーに聞く

競技化&一般化で加速する大喜利ブーム 『IPPONグランプリ』竹内プロデューサーに聞く

 お題に対して、ひねりの効いた面白い答えを返す、大喜利。最近は、テレビやインターネットで大喜利ブームが広がる。遊びの中に意外な個性や才能を発見する楽しさもあるようだ。最たる例がピン芸人のバカリズム(36)。大喜利の日本一を決める大会『IPPONグランプリ』(フジテレビ系)で過去7大会中、6大会に出演し、優勝3回、準優勝2回と圧倒的な成績を残し、“大喜利の王者”として一躍注目されるようになった。

【写真】その他の写真を見る


 同番組は、ダウンタウンの松本人志をチェアマンに迎え、大喜利好きな芸人たちを毎回10人集めて面白さを競わせ、勝ち上がった2人で決勝戦を行い、優勝者を決める。2009年12月、深夜にこっそり始まり、後にプライムタイムに進出。8回目の大会がきょう17日、午後9時より放送される。古くからある大喜利に競技性をもたせ、シンプルに“面白い人”がわかるのが魅力だ。

 番組プロデューサーの竹内誠氏は「第1回のバカリズムさんの圧倒的な勝ちっぷりにはびっくりしました。何秒かに1度必ず笑いを取る、まさに職人技。バカリズムさんと3度目の決勝で前回(4月放送)初優勝した千原ジュニアさんも、競技性をもたせたことで、大喜利ができる人は面白い、大喜利が面白い人はかっこいいそんな発見が視聴者にもあると思う」と話す。

 大喜利といえば長寿番組『笑点』(日本テレビ系)でも知られるが、「誰かの答えを受けて、別の誰かが答える、プロの噺家さんたちによる一種の団体芸的な面白さがありますが、『IPPON〜』の大喜利は面白いことを言った人が勝つ個人戦」(竹内氏)と明確に差別化され、後者は一人でも遊べるネット大喜利の流行ともリンクする。

 実際に、『IPONN〜』では番組ホームページで一般視聴者から大喜利回答を募り、選りすぐりの優秀作品を紹介するスピンオフ企画『IPPANグランプリ』もあり、視聴者ともつながる。11月9日に放送された『IPPANグランプリ』に向けては、のべ210万件もの回答が寄せられたという。

 竹内氏は「すべての回答に目を通しますが、ほんまに吹き出してしまう。視聴者一人ひとりに面白い可能性があるなと思いますね。人前に出て芸を見せるのが前提の漫才やコントと違って、大喜利の面白い答えを考えるだけなら答えが無いクイズとも言えるし、部屋の中でも一人でも、小学生からおじいちゃん、おばあちゃんまで、誰でもできるところが魅力ですね」。

 さらに全国の埋もれた大喜利の才能を発掘するため、全国の芸人を対象に大喜利ペーパーテストを実施。参加した1155人もの芸人の中から優勝者を選出する『IPPONスカウト』がきょう17日午後1時半より同局系で放送される。優勝者は同日午後9時から放送の第8回『IPPONグランプリ』にも出演する。

 竹内氏は「企画の発端は“打倒!絶対王者バカリズム”(笑)。フリートークは苦手でも大喜利で埋もれた才能を発揮できる芸人さんはもっといるはず。面白い人を発掘して活性化させたいし、裾野を広げるという意味でも『IPPANスカウト』を盛り上げていきたい」と語る。

 今夜放送の第8回『IPPONグランプリ』の出場者は、秋山竜次(ロバート)、カンニング竹山後藤輝基フットボールアワー)、設楽統バナナマン)、千原ジュニア、徳井義実チュートリアル)、バカリズム、堀内健(ネプチューン)、又吉直樹ピース)の9人と、『IPPONスカウト』で選出された1人を加えた10人。

 竹内氏は「番組スタッフはお題を毎日、考えて、毎週のように会議で吟味して。考え抜いた問題から面白い回答が生まれて、成仏していく様を見るのが幸せです」と、強者たちの大喜利バトルに万感の思いを込める。



関連写真

  • 『IPPONグランプリ』のほか『THE MANZAI』なども手がけるフジテレビの竹内誠プロデューサー。「僕には大喜利の才能はない。特殊能力だと思う」と出場者をリスペクトする (C)ORICON DD inc.
  • 第8回『芸人大喜利王決定戦 IPPONグランプリ』は11月17日(土)午後9時より放送
  • 第8回『芸人大喜利王決定戦 IPPONグランプリ』は11月17日(土)午後9時より放送

オリコントピックス