来年3月に開催される第3回ワールドベースボールクラシック（WBC）がTBSで放送されることが15日、明らかになった。同局での放送は2006年、09年に続いて3大会連続。直前の強化試合、福岡での１次ラウンド、東京ドームでの2次ラウンド、米サンフランシスコでの決勝ラウンドを完全放送する。

　前回大会時は2次ラウンド以降の準決勝・決勝を地上波で独占放送し、2009年3月20日の2次ラウンドの韓国戦では40.1％、3月24日の決勝（同じく韓国戦）でも36.4％といずれも高視聴率を記録（視聴率はすべてビデオリサーチ社調べ、関東地区）。同局ではあす16日に行われるキューバとの強化試合以降、「ニッポンの誇り　WBCへ　侍ジャパン出陣！」をキャッチコピーに、本大会までニュース・情報番組を中心に継続的に盛り上げていく。

　永島洋二郎プロデューサーは「ダルビッシュ辞退、イチロー不参加、青木宣親欠場…そんなネガティブな情報が錯綜する中、山本浩二監督は力強く、熱く語ってくれました。『投手はマエケン（前田健太）、杉内俊哉、田中将大、浅尾拓也…野手は長野久義、坂本勇人、中田翔、中島裕之…そして阿部慎之助だよ。どうだい、凄いだろ？　日本の野球界には、若くて可能性のある奴らがこんなにいっぱいいるんだ』と。指揮官はさらなる熱を言葉に込め、こう締めくくってくれました。『純血の日本野球で、俺は勝負してみたい。ニッポン野球のプライドに懸けて−』。この言葉を信じ、誇りに懸けて、共に戦いましょう」と、コメントを寄せた。

■2013WBC　大会概要
○１次ラウンド※日本は予選A組
出場国・地域：日本・中国・キューバ及び予選通過チーム
日程：3月2日（土）〜6日（水）
会場：福岡・ヤフードーム
　
○2次ラウンド※日本は予選1組
出場国・地域：第1ラウンドA組・B組（韓国・オランダ・オーストラリア及び予選通過チーム）の1位、2位
日程：3月8日（金）〜12日（火）
会場：東京ドーム

○決勝ラウンド（準決勝・決勝）
出場国・地域：第2ラウンド1組・2組の1位、2位
日程：3月17日（日）〜19日（火）※現地時間
場所：米サンフランシスコ・AT＆T Park