漫才コンビ・キングコングの西野亮廣(32)が「にしのあきひろ」名義で執筆した3冊目の絵本『オルゴールワールド』(幻冬舎)が、きょう10日に発売された。原案はお笑い界の“師”でもあるタモリ。「5年ぐらい前に突然電話で伝えられた」というストーリー案をベースに、異色タッグのファンタジーを黒ペン一本で描き上げた。緻密なタッチで独特の世界観を描く一方で、歯に衣着せぬ発言でブログ・ツイッター炎上を繰り返す西野の価値観を探った。
――今回の原案があのタモリさんということですが、きっかけはどのような形ですか。
西野亮廣 それは絵本を書くきっかけでもあって8年前ですかね。おそらく『笑っていいとも!』のフリップか何かに書いた絵だと思うんですけど、気に入ってもらって。しばらくして突然タモリさんに銀座の地下のバーに呼ばれて、『お前、絵を書け』って言われたのが最初。それで最終的に絵本を作ろうって話しになって、自分のストーリーで2冊書きました。今回の原案は、ちょうど1冊目の『Dr.インクの星空キネマ』を手がけていた5年ぐらい前に、タモリさんから直接電話でストーリーをもらいました。時間がかかりましたが、ようやく完成しました。
――芸人の方が本業以外のことをすると批判されがちですが、恐怖感などはありますか。
西野 さすがに、3冊目なんで冗談抜きに1ミリもないですね。最初もあんまりなかったかな。自分の整理の付けかた一つで、そういった部分はなくせるんですよね。なんて言うのかな、物事が常識になるのは、単に参加人数の違いかなと。
――多くなれば当たり前になるってことですか?
西野 そう思います。僕は10年くらい前に、グルメやクイズ番組に芸人が出ていることに違和感があった。芸人のくせに真面目にコメントするのかって。ただ、そこの参加人数が増えれば、当たり前になって違和感もなくなるわけですよ。だから、本とかも同じだろうなって。本来、僕らはコントとかを生み出すわけですから、グルメ番組よりも本を書く方がよっぽど近いはずなんですよ。でも、参加人数が少ないので、批判されやすいだけだと納得していますね。
――ツイッターなどでも批判を恐れず発言して、よく炎上してますが平気なんですか。
西野 それなんですけど、実際は僕がそこにチャンネルを合わせなければ、炎上なんて事実は起きてないんですよ。僕的には今まで一度も炎上なんかはしてない。コメントしたら、すぐに違うことするんで、気づいてないことの方が多い。極端に言うと、コメントの後に何を言われても気にしてないですね。
――自身に対する誹謗中傷もまったく気にならない?
西野 ツイッター上で「死ね」とか言われるのは全然平気です。ただ、批判する人に舵を取られるのは嫌ですね。そっちに主導権を握らすのだけはさせたくない。ある意味、持ちつ持たれつだと思うんですよ。向こうも僕らで遊んでいるわけですから、僕もその批判にあえて告知で返したりとか。炎上してくれるってことは、ある意味ありがたいことなので、こっちからチャンネルを合わせて便乗するときもあります。
――批判を受けてブログをやめてしまうのとは対照的ですね。
西野 義務ではないので嫌だったらやめた方がいいと思いますけど、炎上でブログをやめちゃうなんてもったいないですよ。怒られますけど、僕は炎上してもどっかでシメシメみたいに思ってるのかもしれない。そこまで人間ができてないのと、真面目じゃない性格がそうさせているんでしょうが。それか、ブログやっている頃は、3日に1回炎上していたので、免疫力がついたかどっちかですね(笑)
――ビックリするぐらい強じんなハートをお持ちですが、『はねるのトびら』が終了した時も危機感はなかった?
西野 ないですね。11年半やりましたからね〜。なかなかバラエティでここまで長期でやらせてもらえませんから、逆に感謝してますよ。引きずる性格でもないですし、20代はずっと「はねる」で走りましたから、この機会にやりたいことにも挑戦できるかなと。「はねる」の頃は僕が仕切り役だったので、ある種ノーマルな立場でいることが多く、いろいろ制限もあった。突飛なこともできなかったので、思い切って落語とか、いきなり海外で何か挑戦したいですね。
海外に興味を示す西野は、今回3冊目にして初めて絵本に英訳文を付けた。「仕事で海外に行ってうまい酒が飲みたい」と語る願望は、意外にも早くかなうかもしれない。
――今回の原案があのタモリさんということですが、きっかけはどのような形ですか。
西野亮廣 それは絵本を書くきっかけでもあって8年前ですかね。おそらく『笑っていいとも!』のフリップか何かに書いた絵だと思うんですけど、気に入ってもらって。しばらくして突然タモリさんに銀座の地下のバーに呼ばれて、『お前、絵を書け』って言われたのが最初。それで最終的に絵本を作ろうって話しになって、自分のストーリーで2冊書きました。今回の原案は、ちょうど1冊目の『Dr.インクの星空キネマ』を手がけていた5年ぐらい前に、タモリさんから直接電話でストーリーをもらいました。時間がかかりましたが、ようやく完成しました。
――芸人の方が本業以外のことをすると批判されがちですが、恐怖感などはありますか。
西野 さすがに、3冊目なんで冗談抜きに1ミリもないですね。最初もあんまりなかったかな。自分の整理の付けかた一つで、そういった部分はなくせるんですよね。なんて言うのかな、物事が常識になるのは、単に参加人数の違いかなと。
――多くなれば当たり前になるってことですか?
西野 そう思います。僕は10年くらい前に、グルメやクイズ番組に芸人が出ていることに違和感があった。芸人のくせに真面目にコメントするのかって。ただ、そこの参加人数が増えれば、当たり前になって違和感もなくなるわけですよ。だから、本とかも同じだろうなって。本来、僕らはコントとかを生み出すわけですから、グルメ番組よりも本を書く方がよっぽど近いはずなんですよ。でも、参加人数が少ないので、批判されやすいだけだと納得していますね。
――ツイッターなどでも批判を恐れず発言して、よく炎上してますが平気なんですか。
西野 それなんですけど、実際は僕がそこにチャンネルを合わせなければ、炎上なんて事実は起きてないんですよ。僕的には今まで一度も炎上なんかはしてない。コメントしたら、すぐに違うことするんで、気づいてないことの方が多い。極端に言うと、コメントの後に何を言われても気にしてないですね。
――自身に対する誹謗中傷もまったく気にならない?
西野 ツイッター上で「死ね」とか言われるのは全然平気です。ただ、批判する人に舵を取られるのは嫌ですね。そっちに主導権を握らすのだけはさせたくない。ある意味、持ちつ持たれつだと思うんですよ。向こうも僕らで遊んでいるわけですから、僕もその批判にあえて告知で返したりとか。炎上してくれるってことは、ある意味ありがたいことなので、こっちからチャンネルを合わせて便乗するときもあります。
――批判を受けてブログをやめてしまうのとは対照的ですね。
西野 義務ではないので嫌だったらやめた方がいいと思いますけど、炎上でブログをやめちゃうなんてもったいないですよ。怒られますけど、僕は炎上してもどっかでシメシメみたいに思ってるのかもしれない。そこまで人間ができてないのと、真面目じゃない性格がそうさせているんでしょうが。それか、ブログやっている頃は、3日に1回炎上していたので、免疫力がついたかどっちかですね(笑)
――ビックリするぐらい強じんなハートをお持ちですが、『はねるのトびら』が終了した時も危機感はなかった?
西野 ないですね。11年半やりましたからね〜。なかなかバラエティでここまで長期でやらせてもらえませんから、逆に感謝してますよ。引きずる性格でもないですし、20代はずっと「はねる」で走りましたから、この機会にやりたいことにも挑戦できるかなと。「はねる」の頃は僕が仕切り役だったので、ある種ノーマルな立場でいることが多く、いろいろ制限もあった。突飛なこともできなかったので、思い切って落語とか、いきなり海外で何か挑戦したいですね。
海外に興味を示す西野は、今回3冊目にして初めて絵本に英訳文を付けた。「仕事で海外に行ってうまい酒が飲みたい」と語る願望は、意外にも早くかなうかもしれない。
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2012/11/10