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堺雅人、主演作を異例のネガティブPR「テンション下がっていく作品」

 俳優・堺雅人が7日、主演映画『その夜の侍』の完成披露プレミア試写会を赤堀雅秋監督、共演の山田孝之らと共に出席した。妻を殺害され復讐を誓う主人公と犯人の対峙を描いた同作について堺は「映画をご覧になるうちにテンションがどんどん下がっていく作品」と紹介。主演俳優の自虐コメントにならい、山田も「重くなってください」と続けるなど、キャストそろってネガティブPRが続く異例の舞台あいさつとなった。

主演作をネガティブにPRした堺雅人 (C)ORICON DD inc.

主演作をネガティブにPRした堺雅人 (C)ORICON DD inc.

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 堺は、登壇時に起きた女性ファンの黄色声援を踏まえ「その“わぁー”という声援も、最後は“あぁ……”と心が沈みます」と呼びかけつつも、「見終わった後には崇高で美しいものを観たという感想は変わらない」とアピール。山田は「ワーキャー言ってはいられない作品です。重そうだと思いつつも来た皆さん、いいチョイスです。では、重くなって下さい」と煽り、「この大スクリーンで観るなら、前列の人はビニール袋を用意した方が」と笑わせた。

 紅一点の谷村美月も「何を言っていいのか、ちょっと詰まってしまう映画。本当に…」と尻すぼみ気味に苦笑いし、新井浩文は「本当に面白いと思っているけど、自信がある作品こそ一般の人に受けない」と上映前から嘆き節。田口トモロヲは感想自体を「ダメ。言いたくないな」と拒否し、綾野剛は「決して面白い作品ではない。わかりやすい感動もないし、涙頂戴でもない。ただただ愚かな姿が実直に出ている」と語った。

 演者たちの言葉に耳を傾けていた赤堀監督は「どんな映画なんだ? って思われますよね」とポツリ。「暴力描写や結構グロテスクな部分が前評判として取り上げられますが、僕にとっては“愛と希望”を描いた作品です」と、唯一前向きな言葉を投げかけた。

 同作は、赤堀監督が主催する劇団『THE SHAMPOO HAT』の戯曲を自ら初メガホンを執り、脚本・演出も手がけた意欲作。11月17日より全国公開。

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  • 主演作をネガティブにPRした堺雅人 (C)ORICON DD inc.
  • 山田孝之 (C)ORICON DD inc.
  • (左から)赤堀雅秋監督、田口トモロヲ、新井浩文、堺雅人、山田孝之、綾野剛、谷村美月 (C)ORICON DD inc.
  • 映画『その夜の侍』の完成披露プレミア試写会の舞台あいさつに登壇した綾野剛 (C)ORICON DD inc.
  • 映画『その夜の侍』の完成披露プレミア試写会の舞台あいさつに登壇した綾野剛 (C)ORICON DD inc.
  • 映画『その夜の侍』の完成披露プレミア試写会の舞台あいさつに登壇した新井浩文 (C)ORICON DD inc.
  • 映画『その夜の侍』の完成披露プレミア試写会の舞台あいさつに登壇した赤堀雅秋監督 (C)ORICON DD inc.
  • 映画『その夜の侍』の完成披露プレミア試写会の舞台あいさつに登壇した谷村美月 (C)ORICON DD inc.
  • 映画『その夜の侍』の完成披露プレミア試写会の舞台あいさつに登壇した田口トモロヲ (C)ORICON DD inc.

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