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学生映画が米上映決定も資金不足でスポンサー募集へ

 東京芸大生製作の映画『らくごえいが』(主演:山田孝之)が米国・ハリウッドで開催される邦画の映画祭『LE EigaFest2012』(現地12月14日〜16日)で正式に上映されることが決定した。ところが、資金不足で監督を務めた大学生3人が渡米できないことが判明。海外映画祭への参加権利を得たにもかかわらずレッドカーペットを歩くことさえ叶わないため、急きょスポンサーを募集する異例の事態が起きている。

監督たちの渡米なるか!?/映画『らくごえいが』より

監督たちの渡米なるか!?/映画『らくごえいが』より

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 同作は古典落語の「ねずみ」「死神」「猿後家」を原作・原案とした3つの短編に加え、落語家へのインタビュー映像などから成るオムニバス形式で構成。主演を山田が演じるほか、安田顕TEAM NACS)や若手女優の本田翼も出演し、日本の古典芸能を海外で上映することとなる。

 今回の映画祭では、完成前特別編集バージョンとして「短編×3本」のみを上映。また、本編の中で案内人として登場する若手落語家の桂三四郎が現地に赴き、レッドカーペットを歩くほか一夜限りの「生英語まくら」を披露予定。

 同作の企画プロデューサーでもある東京芸術大学大学院映像研究科所属の田中雄之さんは「芸大生のレッドカーペット体験などを是非世の中にご紹介ください!」と熱く語りかけている。

 同映画祭は、米ロサンゼルスにおける日本映画に特化した映画祭で、日米の相互理解を深めることを目的に昨年より開催。「EIGA」が「日本映画」を意味する世界共通語になることを期待され命名されいる。今年はオープニング作品に佐藤健主演の『るろうに剣心』、このほか『テルマエロマエ』や『おおかみこどもの雨と雪』、日本公開が間近に迫った『のぼうの城』などが上映される。

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