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成海璃子が昭和の非行少女に! 『積木くずし 最終章』ドラマ化

 1980年代に不良・非行の代名詞となるほど社会現象を巻き起こした『積木くずし』が、新事実とともに再びドラマ化される。原作は今年3月に俳優・穂積隆信(81)が上梓した『積木くずし 最終章』(駒草出版)。主人公の父親役に中村雅俊(61)、ある日突然非行に走る娘役に成海璃子(20)、母親役に高島礼子(48)が出演する。フジテレビ系で11月23日・24日の2夜連続放送。

11月23日・24日の2夜連続放送のスペシャルドラマ『積木くずし 最終章』に出演する成海璃子(右)、中村雅俊(中央)、高島礼子(左)

11月23日・24日の2夜連続放送のスペシャルドラマ『積木くずし 最終章』に出演する成海璃子(右)、中村雅俊(中央)、高島礼子(左)

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 平成生まれの成海は「昭和の雰囲気がピントこないけど、最近の作品にはない暴れ方やセリフが面白い。毎日、新鮮です」とソバージュヘアに奇抜ファッションを身にまとい、非行少女を熱演。「脚本を読んで、非行に走った娘の方こそ被害者だと思った。その怒りを全部ぶつけました」と中村や高島と壮絶なバトルを繰り広げた。中村は「璃子ちゃんがけっこう怖いんですよ。本当に拒否されたって感じ」と成海のグレた演技に太鼓判を押した。

 1982年、最初に出版された『積み木くずし‐親と子の二百日戦争』は、突然非行に走った娘が更生するまでの親子の闘いの日々を綴ったノンフィクション。一旦は家族3人で乗り越えたが、結局家族は崩壊。妻・美千子さんは自殺し、娘の由香里さんも9年前に病気で亡くなった。本を書いたことがその後の家族の不幸を招いたのでは、と自責の念に苦しみ続けていた穂積氏は、2年ほど前、由香里さんの遺品の中から美千子さんの遺書である1冊のノートを見つける。そこには、美千子さんの壮絶な過去から由香里さんの出生の秘密まで、著者も知らない事実が綴られていた。

 遺書ノートの内容を踏まえて、“”積木くずしを総括したのが『最終章』。46年前、穂積氏と美千子さんの出会いにさかのぼり、夫婦の物語を核として、“200日戦争”やその後の家庭崩壊など、もう一つの“積木くずし”を赤裸々に綴っている。

 今回の『最終章』では妻であり、母親でもある美千子さんの壮絶な人生がクローズアップされる。実在した人物を演じる高島は、「『積木くずし』が話題になった頃は高校生で興味深く観ていたことを覚えています。大人になって改めてこの作品に向き合ってみると全く違った感覚を覚えました。実話だと思うとすごく切ないので、そこは意識せず取り組むことで視聴者に伝わるのものがあればいいと思う」と話していた。

 2夜連続スペシャルドラマ『積木くずし 最終章』は11月23日(金)24日(土)両日とも午後9時よりフジテレビ系で放送される。

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