映画監督の堤幸彦氏が18日、東京・渋谷PARCO劇場で行われた舞台『悼む人』のけいこ前の取材に応じ、17日に死去した若松孝二監督(享年76)を偲んだ。「非常に尊敬していましたので、日本映画界にとって大事な人を失いました」と神妙な面持ち。生前に原発をテーマにした作品を企画していたこともあり、「自分も年齢を重ねてきたので、社会的なことをいろいろ考えていきたい。先輩の死を無駄にしたくない」と語った。 同作は、作家・天童荒太による『第140回直木賞』受賞作を舞台化。人が亡くなった場所をめぐり、その死を悼む主人公を演じる向井理は「難しい。まだ悩んでるところもあって、ギャンブルではあるけど、このままやっていければ」とポツリ。同役を演じてから「ガードレールに手向けられている花が気になるし、どういう人だったのか妄想するようになった」と明かし、理想の人生の終わり方については「幸せだったと言えればいい。自分に嘘はつけないので、やりたいことをやっていたい」と語った。
2012/10/18