俳優の松坂桃李が4日、都内の映画館で行われたWOWOWのドラマWスペシャル『尾根のかなたに〜父と息子の日航機墜落事故〜』の試写会で舞台あいさつに出席した。9月末に終了した“朝ドラ”『梅ちゃん先生』(NHK)では2児の父親を演じた松坂は、同作では3人の息子の父親役に。「厳格で息子はその背中を見て育つみたいな父親」を理想に掲げながらも、「実の父親は温厚で穏やかな人ですし、僕は結婚したら嫁さんの尻にしかれる父さんになるだろうなって思います」と意外な結婚観を明かしていた。
同ドラマは、27年前の1985年8月12日、520人の犠牲者を出した日本航空機の墜落事故で肉親を失った3家族を描いたフィクション。原作は、光市母子殺人事件をテーマにした『なぜ君は絶望と闘えたのか 本村洋の3300日』の著者・門田隆将氏が、日航機事故の遺族を取材した同名ノンフィクション(小学館文庫)で、NHK連続テレビ小説『おひさま』の岡田恵和氏が脚本化した。伊勢谷友介を主演に、同事故を扱った映画『沈まぬ太陽』の若松節朗監督がメガホンを取った。
事故当時、まだ生まれていなかった松坂は、「父や母から本当にすごい事故だったと聞きました。今回の作品で小倉光太郎という人物に体を貸して、本当に貴重な経験をさせてもらったと思っています。この作品は決して過去に向いたものではなく、未来に向いている家族の作品なんだなと思いました。視聴者のみなさんには前を向いている力強さ、希望とか未来とかを感じとっていただけたら」と話していた。
この日の試写会には伊勢谷をはじめ、松坂、玉山鉄二、緒形直人、石田ゆり子ら主要キャストと若松監督、脚本の岡田氏が顔をそろえた。
同作にクランクインする3日前に子供が誕生し、父親になってから初めて父親役を演じた玉山は「撮影中に自分にも子供が生まれたことを考えると不思議な感覚がしていた。それだけで心が敏感になって、父親役を演じていても気持ちよかった。芝居って楽しいと再確認して、初心を新たに教えていただいたような現場だった」。
伊勢谷は「我々はいつどこでどう死ぬかわからない。死ぬ寸前に、今、現在をどう生きているかが大事になってくる。自分が死んでも、残された人が前を向いて生きられるような精一杯な生き方をしていかないといけないと強く思いました。作品という声で、みなさんにお伝えすることができたら嬉しい」と話していた。
『尾根のかなたに〜父と息子の日航機墜落事故〜』はWOWOWプライムにて10月7日(日)に前編、14日(日)に後編が、午後10時より放送される。
同ドラマは、27年前の1985年8月12日、520人の犠牲者を出した日本航空機の墜落事故で肉親を失った3家族を描いたフィクション。原作は、光市母子殺人事件をテーマにした『なぜ君は絶望と闘えたのか 本村洋の3300日』の著者・門田隆将氏が、日航機事故の遺族を取材した同名ノンフィクション(小学館文庫)で、NHK連続テレビ小説『おひさま』の岡田恵和氏が脚本化した。伊勢谷友介を主演に、同事故を扱った映画『沈まぬ太陽』の若松節朗監督がメガホンを取った。
事故当時、まだ生まれていなかった松坂は、「父や母から本当にすごい事故だったと聞きました。今回の作品で小倉光太郎という人物に体を貸して、本当に貴重な経験をさせてもらったと思っています。この作品は決して過去に向いたものではなく、未来に向いている家族の作品なんだなと思いました。視聴者のみなさんには前を向いている力強さ、希望とか未来とかを感じとっていただけたら」と話していた。
この日の試写会には伊勢谷をはじめ、松坂、玉山鉄二、緒形直人、石田ゆり子ら主要キャストと若松監督、脚本の岡田氏が顔をそろえた。
同作にクランクインする3日前に子供が誕生し、父親になってから初めて父親役を演じた玉山は「撮影中に自分にも子供が生まれたことを考えると不思議な感覚がしていた。それだけで心が敏感になって、父親役を演じていても気持ちよかった。芝居って楽しいと再確認して、初心を新たに教えていただいたような現場だった」。
伊勢谷は「我々はいつどこでどう死ぬかわからない。死ぬ寸前に、今、現在をどう生きているかが大事になってくる。自分が死んでも、残された人が前を向いて生きられるような精一杯な生き方をしていかないといけないと強く思いました。作品という声で、みなさんにお伝えすることができたら嬉しい」と話していた。
『尾根のかなたに〜父と息子の日航機墜落事故〜』はWOWOWプライムにて10月7日(日)に前編、14日(日)に後編が、午後10時より放送される。
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2012/10/04