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新しい路線の時代劇が誕生『みをつくし料理帖』 女性プロデューサーの挑戦

 女優・北川景子が“時代劇ドラマ”に初主演する『みをつくし料理帖』(テレビ朝日系)が、あす22日午後9時より放送される。同作を手がける脚本家の吉田紀子氏、監督の片山修氏、そしてプロデューサーの中川慎子氏までもが時代劇“初挑戦”というフレッシュな布陣で制作された。『遠山の金さん』『暴れん坊将軍』『必殺』シリーズなど、数々の名作を世に送り出してきたテレビ朝日が作る新しい時代劇ドラマ。中川プロデューサーは「ビギナーだったからこそ、怖いもの知らずにできたこともある」と自信をのぞかせる。

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 同作は天涯孤独の少女・澪(北川)が、江戸の町でさまざまな困難を乗り越え、料理人として成長していく姿を描いた高田郁氏作の人気時代小説『みをつくし料理帖』シリーズを初めて映像化。これまで7作刊行され、累計発行部数170万部を突破。2012年版『この時代小説がすごい! 文庫書き下ろし版』(宝島社)では、このシリーズがベスト1に輝いた。

 作品の舞台である江戸の世は、“女料理人”など受け入れられる時代ではなく…、女であるがゆえに正当に評価されることもなく、それゆえ、無慈悲ともいえる困難が次々と主人公に振りかかる。それでも決してくじけることなく、自らの努力と創意で困難に立ち向かっていく一途な生き様を描く。

 以前から映像化の期待も高かった原作には、文字を読むだけでもおいしそうな料理の数々が登場する。それを目にすることができるのが、ドラマの見どころの一つでもある。中川プロデューサーは「料理のシズル感を出すために、あえてごまかしのきかないハイビジョン撮影を選択しました。クリアで自然な色味にこだわりました」。既存の時代劇ドラマとはどこか違った印象を与える映像美にこだわり、「目の肥えた視聴者にも満足していただけるように。また、若い世代にも見やすいようにテンポ感や音楽の使い方を現代的にしました」と語る。

 時代劇ビギナーのスタッフを、演技で支えたのが時代劇経験のある俳優陣だった。主演の北川は映画『花のあと』(2009年)で一度、時代劇を経験。共演のTOKIOの松岡昌宏原田美枝子室井滋大杉漣らも経験豊富で、「プロとしての仕事を見せていただきました」と中川プロデューサーは頭を下げる。「感謝の気持ちと、真夏に京都・太秦ロケという過酷な撮影スケジュールを断行した謝罪の気持ちでいっぱいです」。

 中川プロデューサーは、通常は、同局の金曜ナイトドラマ枠(後11:15〜)を手がけ、常に新しい路線のドラマに挑戦してきた。最近では宮藤官九郎脚本『11人もいる!』(2011年10〜12月)や、作家・村上龍氏原作の『13歳のハローワーク』(2012年1月〜3月)などが話題になった。

 北川のテレビドラマ初主演作『モップガール』(2007年)も同枠の作品で、片山監督とともに参加した中川プロデューサーは、「また一緒にやりたいと思っていた。やるなら以前と同じことはやりたくないし、新しいもので勝負したいと思っていたら、5年も経ってしまいました。やっとお互いに納得できる作品に出会えました。待ってよかった」と満足げ。

今回は、7作ある原作小説の1作分あまりを映像化。主人公・澪の挑戦が続く中で、同ドラマのシリーズ化も期待される。

※原作者・高田郁氏の「高」は「はしごたか」。



関連写真

  • 9月22日放送のテレビ朝日系時代劇ドラマ『みをつくし料理帖』を担当した中川慎子プロデューサー (C)ORICON DD inc.
  • 料理を猛特訓して挑んだ主演の北川景子(C)テレビ朝日
  • 色彩にこだわった映像美を自宅のテレビで(C)テレビ朝日
  • 9月22日放送のテレビ朝日系時代劇ドラマ『みをつくし料理帖』の場面写真(C)テレビ朝日

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