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杏、“妖怪”の次は“魔女”!? CLAMP作品テレビ初の実写化『ホリック』

 女優の主演で、人気クリエイター集団CLAMPのマンガがテレビで初めて完全実写化されることが6日、わかった。WOWOW制作の『CLAMPドラマ ホリック〜xxxHOLiC〜』(2013年放送予定)で、対価と引き換えに訪れた人間の願いをかなえる妖しい屋敷“ミセ”を舞台に、人の内面や心の闇に鋭く迫るダークファンタジーをドラマ化。杏は「次元の魔女」と呼ばれ不思議な力を持つ“ミセ”の女主人を演じる。

人気クリエイター集団CLAMPの『xxxHOLiC』が杏主演で実写ドラマ化(C)CLAMP/講談社

人気クリエイター集団CLAMPの『xxxHOLiC』が杏主演で実写ドラマ化(C)CLAMP/講談社

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 「CLAMPの作品は小さい頃からファン」という杏は、原作マンガ(既刊19巻)も買い揃えていたほどで、主演の喜びもひとしお。「この作品は、端々にはっとさせられる言葉がちりばめられています。ただのオカルトではない、でも不思議な世界を、皆さまにお届けできたらと思います。頑張ります!」と力が入る。

 杏は昨年10月期のドラマ『妖怪人間ベム』(日本テレビ系)で妖怪ベラを好演、大河ドラマ『平清盛』(NHK)では女傑・北条政子を演じるなど、女優としての成長著しい。同作では妖艶な演技にも注目が集まりそうだ。杏は「暗示的な台詞の妙、お酒が大好きでお茶目な部分、不思議な力を持つミステリアスな部分を表現できたら、と思います」と抱負を語っている。

 “アヤカシ”(妖怪)を見る力を持ち、半ば強制的に侑子の助手をすることになった高校生・四月一日(わたぬき)役で俳優の染谷将太が共演。四月一日は、“ミセ”にやってくる悩みを抱えた人間や人ではない者などの不思議な客と出会い、奇怪な出来事に遭遇していく。演じる染谷も「この特異な世界をどう描くのかまだ自分にも未知ですが、この甘美な世界に浸ろうと思っています。まだまだこれからなので期待ばかりです。その期待が現実になったとき、“おれ”は摩訶不思議な生活を送っていることでしょう」と期待をふくらませる。

 監督は映画『ソフトボーイ』(2010年)、『裁判長!ここは懲役4年でどうすか』(2010年)、ドラマ『紺野さんと遊ぼう』(2008年、WOWOW)などの豊島圭介氏が務め、“アヤカシ”飛び交う妖美で神秘的な世界の実写化に挑む。

 原作の『xxxHOLiC』は、『週刊ヤングマガジン』『別冊少年マガジン』(ともに講談社)で連載され、既刊19巻の発行部数累計は1200万部にも上るCLAMPの代表作の一つ。これまで劇場版アニメーションやテレビアニ、ゲーム化などもされてきた。テレビ初の原作完全実写化にCLAMPは「どんな物語、映像になるのか私達も今から楽しみです。妖艶で美しい侑子さんと、素敵な四月一日の成長と冒険。毎回4人揃って美味しいお酒片手に拝見したいと思います」とメッセージを寄せている。

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