女優の瀧本美織（20）が、今秋スタートのTBS系『宮部みゆきミステリー「パーフェクト・ブルー」』で民放ドラマに初めて単独主演することが29日、わかった。過去にWOWOWでドラマ化され、劇場公開もされた人気ミステリー作家・宮部みゆきの長編デビュー作を、作中の登場人物たちで描かれた短篇集『心とかすような―マサの事件簿』の内容と織り交ぜ連続ドラマ化。女性ばかりの「蓮見探偵事務所」を舞台に、個性あふれる女性調査員たちが難事件に巻き込まれ、解決に向け翻弄する姿を1話完結で描く。

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　瀧本演じるのは、蓮見探偵事務所調査員の主人公・蓮見加代子。新米探偵役に「この作品に携われることが率直に嬉しいです！」と喜びながら「自分自身と、ミステリーとは程遠い（キャラな）気がしますが、視聴者の皆さんをハラハラさせたいし、どんどん巻き込んでいくドラマにしたいです」と意気込んでいる。

　白石統一郎プロデューサーは「原作をベースに、宮部作品の持つ社会派の視点を忘れずに大胆なアレンジを試みます」と、新たな切り口で名作のドラマ化に挑戦。「原作そのままの設定である新米女性探偵と元警察犬というユニークな組み合わせは、まさしく連続ドラマに求められる普遍的なヒーローキャラクター。シリーズ化も夢ではないと確信しています」と期待をふくらませている。

　蓮見探偵事務所所長・蓮見杏子役で財前直見が出演するほか、平山あや、水上剣星、白鳥久美子（たんぽぽ）、船越英一郎（声のみ出演）、寺脇康文らが肩を並べる『宮部みゆきミステリー「パーフェクト・ブルー」』は、10月8日（月）午後8時より放送開始。