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ベッキー、音楽活動で感じた壁と夢への想い ドキュメンタリー番組で告白

 テレビのレギュラー9本、CM出演14本、顔を見ない日はないほど売れっ子タレントのベッキー(28)。2009年12月に「ベッキー♪♯」名義で歌手デビューし、ライブ活動にも励んでいるが、「私の歌に興味ある人はまだ少ない。タレントとは違うアーティストとしての自分も受け入れてもらいたい」と“壁”にぶつかっている。広島テレビ制作・日本テレビ系のドキュメンタリー『夢のチカラ 〜今を変える3つのレシピ〜』(8月11日放送、前10:30)で、これまでテレビで語られることのなかった本音を吐露している。

アーティスト・ベッキー♪♯に密着。8月11日放送の日本テレビ系『夢のチカラ』より (C)広島テレビ

アーティスト・ベッキー♪♯に密着。8月11日放送の日本テレビ系『夢のチカラ』より (C)広島テレビ

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 14歳の時、子供の頃からの夢だった芸能界入りを果たし、その後の活躍は誰もが知るところ。周りから見れば、すでに夢をかなえたように見えるベッキーだが、現状に満足することなく、「自ら作詞した曲を歌うアーティストとして一流になりたい」という夢を持ち、真摯に努力を続けている。

 音楽をやりたと思ったきっかけは、宇多田ヒカル。同年代の宇多田が書いた歌詞に大いに刺激された。「タレントだけやっていればいいのに、という意見もある。それは、私もわかった上でやっている」とベッキー。音楽に求めているのは何か。そして、自ら作詞した曲にこだわるのはなぜか。

 人間の持つさまざまな感情、喜怒哀楽のうち、「バラエティの時は、喜と楽、ハッピーな部分しかみせちゃいけいないと思っている。怒と哀の感情は隠していたし、友達にも言わなかった。ごっくんと飲み込んでいた」。楽しく明るいだけじゃない、怒も哀もある、ありのままの自分を表現する手段が作詞だった。「恋愛の歌は、ほぼ100%リアル」だそうだ。「心のバランスをとるために欠かせないものになっていた」と語る。

 「いずれは大きい会場で歌いたいし、みんなが知っているっていう曲を発表したい」と、夢に向かってまい進するベッキー。今、感じている“壁”を乗り越える方法を探しつづける彼女に、カメラが密着した。

 番組では、ベッキーのほかに、富士山登山ガイドの近藤光一氏、子供の頃の夢をあきらめずに実現させた宇宙飛行士・星出彰彦氏のドキュメンタリーを紹介。三人三様の夢を追いかける姿を通して、夢を持つことの素晴らしさ、前を向いて、明日への一歩を踏み出すための励ましにあふれた内容になっている。

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