韓国の俳優、監督であるヤン・イクチュン。初の長編映画の監督・主演作『息もできない』(2008年)で、世界各国40以上の映画賞を受賞。自らの身を削り、全てのエネルギーを注入し、まさに魂をつめ込んだ作品からは、彼の映画へのほとばしる情熱があふれ出る。今世界中の映画界がその動向に注目している逸材だ。 そんな鬼才の素顔は驚くほど穏やか。カメラを向けると恥ずかしがったり、ふざけたり。『息もできない』の後のことを聞くと、冗談を交えて場を和ませながらも、発する言葉のなかにはしっかりと力強い意思を詰め込む。
2012/08/11