ロックバンド、ザ・クロマニヨンズのボーカル・甲本ヒロト（49）が8日、東京・松屋銀座で行われた『タツノコプロテン』オープニングセレモニーに出席。『タイムボカンシリーズ』をはじめ、同社制作アニメの大ファンという甲本は、ドロンジョ役の小原乃梨子、アニメ音楽を手がけた山本正之らを前に珍しく恐縮しきり。「僕もタツノコプロに育ててもらった子どもの一人です」と感慨深げにあいさつし「ここに立っているだけで恐縮。きょうはお礼を言いにきました」と笑顔をみせた。

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　熱心に展示作品を鑑賞した甲本は「初めてもらったニックネームはグズラ。両親は悲しんだかもしれないけど、僕は嬉しかった」、「岡山の田舎から東京に出てきたとき、ピンチになったら助けてくれたのが『いなかっぺ大将』の大ちゃん（風大左衛門）」と、同社のファンならではのエピソードを次々明かした。

　好きなアニメの主題歌については「ありすぎて難しい」と苦笑い。タツノコプロとロックとの共通点を聞かれると「いろんなものをジャンルでわけてないのでわかりません。好きなものの一つです」と語った。

　この日はほかに声優の肝付兼太、神谷明、梶裕貴、大久保瑠美らが出席。『科学忍者隊ガッチャマン』『昆虫物語みなしごハッチ』など数々の人気アニメを生み出したアニメ制作会社「竜の子プロダクション」の創立50周年を記念し、秘蔵資料300点を展示する同展示会は、きょう8日から20日まで同所の8階イベントスクエアにて開催。