大ヒット中の映画『BRAVE HEARTS 海猿』の羽住英一郎監督と臼井裕詞プロデューサーが21日、東京・早稲田大学で行われた講義「映画のすべて マスターズ・オブ・シネマ」にゲストとして登壇し、学生たちを前に熱弁をふるった。
同講座は毎回、映画界の第一線で活躍する監督やプロデューサーなどの映画人がゲストとして招かれ、講演を行っている。この日登壇した羽住監督と臼井プロデューサーは、『海猿』シリーズの本編映像の一部やメイキング映像、台本などを見せながら、『海猿』が生まれてから大ヒットシリーズとなるまでの「約10年間の壮絶な歴史」(臼井)を硬軟織り交ぜながら解説した。
前半、主な題材になったのは製作予算の壁。シリーズ当初の製作費が潤沢ではない時期に、どうやって原作の世界観を損なわずに、スペクタクル大作として作り上げていったのかが語られた。羽住監督が、製作規模に満たない予算にあわせるために「想定していた物語の半分をカットしたことや、コストのかかるシーンを削って別のシーンで補った」ことを明かすと、臼井プロデューサーは「大事なのは現場のアイデア。伝えたいことの本質を見誤らなければ、やり方はいくらでもあります。(あるシーンを)見せないという逆転の発想で、もともとのシーンのエッセンスを損なわず、より観客にハラハラドキドキ感を味わってもらうことができるんです」。さらに自らが海猿シリーズを通して脚本作りで学んだこととして「(ひとつの作品に)まんべんなく入れるのではなく、盛り込み過ぎないことが大事。よくばらずにテーマはひとつに絞ることで、より深く観客に伝えられます」(臼井プロデューサー)とコメントした。
後半は、大ヒットシリーズとなり、その続編製作にまつわる苦悩や限界に挑戦してきた撮影の数々、前作での3D上映について、そして最新作でジャンボジェット機を題材にする際のさまざまな苦労話が語られた。ふたりのトークのキーワードになっていたのは、逆境とそこからの挑戦。その繰り返しが大ヒットシリーズを育て上げてきたようだ。羽住監督は映画作りそのものについても「逆境の連続です。好きで映画をやっているわけだし、それを楽しむくらいの余裕がないとダメ」と学生たちにメッセージを送った。
また、ヒット作を作り続けるコツについては「作り手が勝手に盛り上がっているマスターベーションにならないように気をつけないといけない」(臼井プロデューサー)「誰もが共感できるテーマにまで落としこまないと大ヒットにはならない」(羽住監督)とコメント。観客の目線になる新キャラクターが登場し、救難アクションだけではなく家族や恋人同士の物語も描かれる『海猿』シリーズ最新作は、まさにその鉄則にのっとっての大ヒットスタートということだ。
国民的人気を博す同シリーズの製作過程の苦労のほか、関係者やスポンサーとのタフなやりとりなどの裏話まで飛び出し、普段うかがい知ることのできないリアルな映画業界の一シーンを体感した学生たちからは、熱心な質問が多数寄せられた。そのなかの羽住監督の答えで、「(劇中で描かれる飛行機事故は)ありえないという声もいただいていますが、関係者などに取材してリアルを知った上でエンターテインメントとしてうそをついていく」という言葉は、この講義なかの重要なメッセージであっただろう。学生たちにとって、海猿さながらの熱い、あっという間の90分間の講義だったようだ。
>>伊藤英明らが総出演!映画 『海猿』リレーインタビュー

映画『海猿』から『BRAVE HEARTS』まで!

同講座は毎回、映画界の第一線で活躍する監督やプロデューサーなどの映画人がゲストとして招かれ、講演を行っている。この日登壇した羽住監督と臼井プロデューサーは、『海猿』シリーズの本編映像の一部やメイキング映像、台本などを見せながら、『海猿』が生まれてから大ヒットシリーズとなるまでの「約10年間の壮絶な歴史」(臼井)を硬軟織り交ぜながら解説した。
後半は、大ヒットシリーズとなり、その続編製作にまつわる苦悩や限界に挑戦してきた撮影の数々、前作での3D上映について、そして最新作でジャンボジェット機を題材にする際のさまざまな苦労話が語られた。ふたりのトークのキーワードになっていたのは、逆境とそこからの挑戦。その繰り返しが大ヒットシリーズを育て上げてきたようだ。羽住監督は映画作りそのものについても「逆境の連続です。好きで映画をやっているわけだし、それを楽しむくらいの余裕がないとダメ」と学生たちにメッセージを送った。
また、ヒット作を作り続けるコツについては「作り手が勝手に盛り上がっているマスターベーションにならないように気をつけないといけない」(臼井プロデューサー)「誰もが共感できるテーマにまで落としこまないと大ヒットにはならない」(羽住監督)とコメント。観客の目線になる新キャラクターが登場し、救難アクションだけではなく家族や恋人同士の物語も描かれる『海猿』シリーズ最新作は、まさにその鉄則にのっとっての大ヒットスタートということだ。
国民的人気を博す同シリーズの製作過程の苦労のほか、関係者やスポンサーとのタフなやりとりなどの裏話まで飛び出し、普段うかがい知ることのできないリアルな映画業界の一シーンを体感した学生たちからは、熱心な質問が多数寄せられた。そのなかの羽住監督の答えで、「(劇中で描かれる飛行機事故は)ありえないという声もいただいていますが、関係者などに取材してリアルを知った上でエンターテインメントとしてうそをついていく」という言葉は、この講義なかの重要なメッセージであっただろう。学生たちにとって、海猿さながらの熱い、あっという間の90分間の講義だったようだ。
>>伊藤英明らが総出演!映画 『海猿』リレーインタビュー
2012/07/22