ドラマ&映画 カテゴリ
ORICON NEWS

発表から60年…昭和歌謡「星影の小径」がUAのカバーで映画主題歌に

 俳優・堺雅人山田孝之の初共演でも話題の映画『その夜の侍』の主題歌に昭和歌謡の名曲「星影の小径(こみち)」が起用され、歌手のUAがカバーすることが25日、わかった。戦後間もない1950年に発表され、当時としては珍しい“アイラブユー アイラブユー”という英語詞と切ないメロディーが大ヒット。その後、ちあきなおみ、美空ひばりら数々の歌い手がカバーし、ドラマ主題歌やテレビCMにも起用されてきた。劇中では新たな「星影〜」が、妻を殺された夫と人を殺した男との残酷な人間ドラマを包み込む。

映画『その夜の侍』の主題歌は、UAが歌う昭和の名曲「星影の小径」

映画『その夜の侍』の主題歌は、UAが歌う昭和の名曲「星影の小径」

写真ページを見る

【写真】その他の写真を見る


 同作は劇団『THE SHAMPOO HAT』の赤堀雅秋氏による同タイトルの戯曲を赤堀自ら脚本・監督を務めて映画化。人間の心の機微を浮き上がらせながらも、人の本質に根ざすぶざまさや滑稽さ、併せ持つ残酷さや狂気をさらけ出していく。

   映画『ユキとニナ』以来3年ぶりの主題歌で、赤堀監督から熱烈オファーを受けたUAは、収録を終え「アイラヴユー、アイラヴユー。愛することは許すこと、あの人を、私を。いつまでも、いつまでも」と映画と楽曲の世界観をリンクさせて感想を伝えた。その声に殺気と愛情など“混沌”を望んだ赤堀監督も「(UAから)“そうね、こんとんこんとん”と優しく頭を撫でられた気がした」と、大満足している。

 共演者には若手俳優・綾野剛谷村美月をはじめ木南晴夏安藤サクラ新井浩文など個性派として頭角を現している注目株が集結。音楽はアニメ映画『ももへの手紙』やNHK朝ドラ『ゲゲゲの女房』の劇中音楽を担当した窪田ミナが手掛ける。公開日も11月17日に決定。UAの歌声がどのように作品に寄り添うのか、期待される。

関連写真

  • 映画『その夜の侍』の主題歌は、UAが歌う昭和の名曲「星影の小径」
  • 【場面写真】堺雅人が演じる“復讐の機会を狙う男”(映画『その夜の侍』より)
  • 【場面写真】山田孝之が演じる“追いつめられる男”(映画『その夜の侍』より)

オリコントピックス

あなたにおすすめの記事

メニューを閉じる

 を検索