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元オウム・上祐氏が討論番組に緊急出演 当時活動を激白

 読売テレビではあす17日、『たかじんのそこまで言って委員会 緊急特別企画! この国を変えようとした人々 日本のテロとクーデター徹底解明スペシャル!!』(後1:30〜3:00)を放送する。無差別殺人テロ、地下鉄サリン事件など、多くの凶悪事件を起こしたオウム真理教。特別指名手配犯だった平田信、菊地直子が相次いで逮捕され、さらに収録当日には最後のひとり、高橋克也も逮捕。果たしてオウム真理教が目指したものは、一体なんだったのか? 元オウム真理教外報部長で、現在は宗教団体「ひかりの輪」代表の上祐史浩氏が緊急出演して、当時のオウム真理教について告白する。

『たかじんのそこまで言って委員会』に緊急出演した元オウムの上祐史浩氏

『たかじんのそこまで言って委員会』に緊急出演した元オウムの上祐史浩氏

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 上祐氏は、高橋容疑者の逮捕を受けて「これで逃亡犯の問題は解決し、これまでの捜査当局の皆さんの多大な努力に感謝します」と心境を語る。「かつての教祖や同志に死刑、無期懲役の判決が出ているが、これに対してどう思うか」との問いに上祐氏は、被害者への賠償を口にし、「死刑は執行されるべき。とくに麻原には」と断言。17年前のオウム真理教広報を担当していた当時の自分の映像を見せられると、「マインドコントロールされていた」と答え、「麻原の屈折した思想」について語る。

 地下鉄サリン事件など重大事件について、事件当時は「(オウム真理教が)事件を起こしたに違いないと思っていた」と打ち明け、坂本弁護士一家殺害事件についても「麻原と、その事件について問答した。教団が関与しているということを暗示されたが、教団のために広報活動をした」と激白。

 事実を知っていながら教団を擁護した上祐氏の言い分を聞き、スタジオパネラーのフリーカメラマン・宮嶋茂樹氏が、「すべて自己弁護。非常に腹立たしい。まだ喋っていないことがあるはずだ」と厳しく追求するひと幕も。宮嶋氏はオウム真理教の事件を追い続け、1996年には東京拘置所で麻原の姿を堀の外から撮影したこともあった。

 さらに、クーデターを起こそうとして失敗し、割腹自殺を遂げた『作家・三島由紀夫とその側近「楯の会」は、いったい何をしたかったのか?』を、現在公開中の映画『11・25 自決の日 三島由紀夫と若者たち』の監督、若松孝二氏も交え、徹底検証。また、三島由紀夫とは逆のイデオロギーでテロをくり返した連合赤軍は何をしたかったのかなども討論する。さらに、明治維新を例に出し、今、日本を変えるには何をしたらいいのかを語り合う。

 出演は、ゲストの上祐氏、若松監督のほかに、パネラーに桂ざこば (落語家)、宮嶋氏、竹田恒泰(慶應義塾大学講師)、勝谷誠彦(コラムニスト)、宮崎哲弥(評論家)、長谷川幸洋(東京新聞・中日新聞 論説副主幹)、田島陽子(元参議院議員)、松嶋初音(タレント)、司会は辛坊治郎(元読売テレビ解説委員長)。

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  • 『たかじんのそこまで言って委員会』に緊急出演した元オウムの上祐史浩氏
  • 番組にゲスト出演した元オウムの上祐史浩氏
  • 番組に出演した若松孝二監督
  • 当日の番組収録の模様
  • 番組収録の模様

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