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クドカン、朝ドラ執筆に早くも手応え「すでにドラマは始まっている」

 脚本・演出家の宮藤官九郎が脚本を手がける来年春放送のNHK朝の連続テレビ小説が『あまちゃん』に決まった。4日、東京・渋谷の同局で行われた会見に出席した宮藤は「半年間関わるのは今後の勉強という意味でも有意義」と初の長丁場に気合十分。東北の北三陸を舞台に、海女さんを目指すヒロインを描くにあたり「後継者不足に悩んでいたり、いろいろな問題を抱えてる。思っていたイメージに近いと思って決定した。(書きたい)ネタがいっぱいあるんです」と早くも手応えをのぞかせた。

 宮城出身の宮藤が故郷・東北を舞台に展開するオリジナルストーリーは、東京から遠く離れた小さな田舎町で海女さんを目指すヒロインの挫折や奮闘を描く人情喜劇。やがてヒロインは地元アイドルとして注目され、全国から観光客が集まり、町おこしを巻き起こす。無謀にも東京で本格的なアイドルを目指すことになる。

 架空の田舎町が舞台だが、主なロケ地は岩手・久慈市。昨年12月と今年3月に同所を訪問した宮藤は「海女さんは、絵になるなというのが(決め手として)一番。あと、三陸鉄道には、久慈ありすという架空のアイドルがいて、みんなで盛り上げてる。すでにいろんな人が全国から集まってて、すでにドラマは始まっているな、と。行ってみて、いいなと思った」と、構想は膨らむばかりだったという。

 数々の作品の脚本、構成を手がけてきた宮藤にとって、朝ドラは「毎日の生活の中に織り込まれている動作」。ゆえに昨夏にオファーを受けた際は「まさか自分が」と驚いたと振り返ったが「女優さんの出世作でもあるし、興味深いなと注目してた。今までの自分のクセが通用しないのかどうか楽しみ」と肩を揺らした。

 クドカンワールド満載の展開にも期待が高まるところだが、本人はいたって自然体。「色は、なんか出ちゃうとは思うけど、ことさら自分の色にしなきゃとは思ってなくて。東北が舞台だから、自分のルーツを出す機会がなかったので、僕はおばあちゃん子の一面もあるので、そういうところに甘えていこうかな」としたり顔をみせた。

 昨年起きた東日本大震災の復興への意味合いもある。「うちの実家もいろいろ大変だったけど、ちょっと前に『朝ドラを描くらしい』と聞いたのか、母がすごく喜んでた。うちの母を元気づけられたので、この勢いで東北を元気づけられたら」と使命感をにじませた。

 気になるヒロインは現在オーディション中で、プロデューサーの訓覇圭氏は「7月中旬に決定できたら」。すでに宮藤から2週分の台本があがってきており、「面白いです。手応え十分です」と太鼓判を押していた。『あまちゃん』は2013年4月1日(月)〜9月28日(土)まで全156回の予定、10月中旬よりクランクインを予定している。

関連写真

  • 来春からのNHK朝の連続テレビ『あまちゃん』で脚本を手がける宮藤官九郎 (C)ORICON DD inc.
  • NHK朝の連続テレビ『あまちゃん』で脚本を手がける宮藤官九郎の全身ショット (C)ORICON DD inc.

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