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新星堂が新コンセプト店 「カフェ×音楽」の可能性

 JR阿佐ケ谷駅内の新星堂・阿佐ヶ谷店が、リニューアルオープンした。隣接するタリーズコーヒーとコラボして、定期的にイベントを開催するコンセプトショップで、カルチャーへの感度が高い地元客の誘致を狙う。ライフスタイルに寄り添う音楽を提供する新星堂の新たな試みだ。

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 店舗の仕切りを開放して居心地のいい音楽空間に 新星堂は4月20日、東京・杉並区のJR中央線阿佐ケ谷駅内のショッピングセンター『ダイヤ街』2階に阿佐ヶ谷店をリニューアルオープンした。同社はこれまで、「売場から“楽場”へ」をコンセプトに、音楽をライフスタイルから提案する店舗づくりを目指してきた。同店はその第1弾で、隣接するタリーズコーヒー(以下、タリーズ)とコラボし、店舗内の共同スペースで毎月音楽イベントを開催し、“好きな音楽を探しながら、コーヒーも楽しめる居心地の良い音楽空間”を目指している。

 オープン初日のイベントでは、ピアニストのジェイコブ・コーラーによるピアノソロライブを実施した。新星堂とタリーズの仕切りを開放して共有スペースをつくり、ピアノを設置。仕切りをなくすことで、新星堂28坪とタリーズ35坪がワンフロアとなり、開かれたスペースへと変わる。コーラーは、クラシックやアニメの誰もが知っているスタンダードナンバーをジャジーにアレンジして披露。聴きなじみのあるメロディーに、若者や年配、ファミリーなど幅広い層が立ち寄って鑑賞していた。

「イベント直後にサイン会を実施して、予想を上回る枚数が売れました。タリーズ側にもイベントの問い合わせがあったらしく、最初の試みとしてはいい反応でした」(新星堂阿佐ヶ谷店店長 石井菜穂子氏、以下同)

■地元のイベントともコラボ街ぐるみで音楽を盛り上げる

 最近は、TSUTAYAとスターバックスコーヒーが展開しているように、異業種とコラボするコンセプトショップは増えている。そこには、地域性を熟慮した企画と店舗側の創意工夫次第で、新規客を誘致し、購入まで結び付けることができるメリットがある一方で、坪効率が低下するというデメリットも考えられる。

「リニューアル前の店舗は60坪ありました。半分近く店舗を縮小したことで、以前よりも稼働率はアップしています。また、イベントスペースは、通常営業時は什器などを置いてコーナーをつくっているので、しっかり売上の立つスペースです。実はこの企画は、新星堂とタリーズ、JRの3社共同プロジェクト。スペース確保の工事費用やイベントの開催費用などを、3社でコストシェアして、“音楽で街・人つながる”をコンセプトに掲げているセンターへの集客を狙っています」

 イベントのブッキングも3社が共同して行う。初日は新星堂のレーベル「オーマガトキ」所属アーティストが出演し、今後は地元の音楽イベント「阿佐谷ジャズストリート」の実行委員会からアーティストを紹介してもらうなどして、地元を拠点に活動するアーティストも登場する予定だ。このほかにも、地域のイベントに同店が商品を持ち出して販売するなど、人の循環をつくって「店舗」と「イベント」の2方向から収益を狙っていくという。

 阿佐ヶ谷にはカルチャーへの感度が高い人が多く、年齢層も幅広い。地域密着型の新店舗がどこまで浸透するか、温かく見守りたい。(オリジナルコンフィデンスより)



関連写真

  • リニューアルオープンした新星堂・阿佐ヶ谷店
  • 約28坪の店舗には、阿佐ヶ谷らしく“ジャズ”をテーマにした棚も

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