上野動物園は15日、妊娠が期待されるジャイアントパンダ「シンシン」の近況を発表した。現段階では妊娠の兆候となる行動や食欲などに変化は見られず、ホルモン値も「目立った変化は認められない」という。シンシンとオスのリーリーは3月25日・26日に交尾行動が確認されており、“ジュニア誕生”に期待が集まっている。 同園によると、ジャイアントパンダは受精から着床までの期間に個体差があり、交配後80〜200日に出産。妊娠すると出産前の3.7週から8週に尿に黄体ホルモンが代謝された物質・プレグナンジオールの値が上昇するほか、出産30日前頃から乳頭が確認されるようになり食欲も減退する。また、出産15日前頃より巣作り行動も見られるようになるが、これらの行動や尿のホルモン値は妊娠していなくても行う“偽妊娠”という生理現象があるため「確定診断は難しい」という。
2012/05/15