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女子限定「ロマンポルノ」に辛酸なめ子登壇決定 観客とポルノ文化語り合う

 日活が創立100周年記念として企画開催する映画特集『生きつづけるロマンポルノ』(12日公開)を目前に控え、公開劇場でもある東京・渋谷ユーロスペースで女子限定の「ロマンポルノ予習イベント」を10日に開催する。当日はトークゲストとして漫画家でコラムニストの辛酸なめ子氏が登壇し、観客とポルノ文化について赤裸々に語りあう。


カルチャーとして「ロマンポルノ」が再注目される理由を語る! イベントゲストの辛酸なめ子

カルチャーとして「ロマンポルノ」が再注目される理由を語る! イベントゲストの辛酸なめ子

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 ここ数年で女性の映画ファンから高まりをみせ、イベントも何度か開催されてきた「日活ロマンポルノ」。今月12日発売の女性誌『フラウ』(講談社)では特集が組まれ、70年代の映画黄金期を支えた“いちジャンル”として「70年代女性の強くたくましい生き様」や、「美人でスタイル抜群、日本人離れした女優たち」が紹介されている。

 また、日本人女性だけでなく海外からの注目も集めはじめており、昨年の夏から1年間で、海外上映されたロマンポルノはパリ、ニューヨークなど8大都市で合計55本にも及ぶ。パリ映画祭では40〜50代の女性客の姿が多くみられており、同社国際部は「多くの海外のバイヤーの方々は、ロマンポルノから多くの名監督・俳優が巣立っていったことをご存知で、普通の“ポルノ映画”とは違うという認識をされていらっしゃいます」と語っている。

 同イベントで上映されるのは『白い指の戯れ』(1972年公開)。同作は故・松田優作主演の“遊戯”シリーズやTVシリーズ『探偵物語』などを手掛けた村川透監督のデビュー作で、学生運動が退潮した時代特有の若者の浮遊感と哀切が瑞々しく描かれている。

 特集「日活創立100周年記念特別企画 蓮實重彦、山田宏一、山根貞男が選ぶ愛の革命『生きつづけるロマンポルノ』」は12日より東京・渋谷ユーロスペースほかにて全国順次公開。上映時には、後列2列が女性専用シートとして用意され、男性と隣合わずに作品を楽しめるなど、女性向けの施策が実施される。

>>場面写真一覧 映画特集『生きつづけるロマンポルノ』

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