硬軟・善悪自在の俳優、椎名桔平(47)が主演するテレビ朝日系スペシャルドラマ『灰色の虹』(5月19日、後9:00)が放送される。昨年は『謎解きはディナーのあとで』(フジテレビ系)で2枚目なのか3枚目なのか分からない警部役をコミカルに演じた椎名だが、「本当の僕はそうじゃないですよ」とニヤリ。今回は婚約者を殺害され、自らの内に秘める復讐心を押し殺しながら、連続殺人犯を追う刑事を熱演している。
気鋭の作家・貫井徳郎氏の同名小説を原作に、ひとつの冤罪から始まる連続殺人事件を通して、復讐心と理性の狭間に揺らぐ人間の深淵を描いた重厚なサスペンスドラマ。椎名は「やっとこういう骨太な人間ドラマが来た。ここは役者のできる限りの力でやってみたいと思った。自分としては幸せな作品に恵まれました」と充実した表情で作品を振り返った。
撮影は京都で3月下旬から4月中旬まで1ヶ月近くを費やして行われた。椎名は「映画並みのスケジュールで、こんなにぜいたくに時間を使って撮れるのかと思って嬉しかった。役者としてじっくり作品に向かい合うことができました」。
一方で、同じ時期に、京都・祇園や亀岡市で暴走車事故が相次いだことに心を痛めた。それだけに今作は「若い人にもどうしても観てほしい作品」と力が入る。「観てもらえるならチャラいと思われていても平気です」。
椎名演じる京都府警の捜査一課の刑事・山名省吾は、婚約者を殺害された過去にさいなまれつつも、5年ぶりに現場復帰し、まるで自分の姿を見るような復讐劇と対峙する中で人間として再生していくストーリーが展開する。
複雑で難しい役柄に椎名は「俳優を始めて四半世紀。ミドル世代、会社員なら中間管理職的な立場なのでしょうか。俳優としても深みをますます要求されてくる。椎名が演じるんだったら、面白いだろうと興味を持ってもらえるように、役として存在していけるところまでいければ」と俳優としての熱き矜持を語っている。
共演は、殺人の濡れ衣を着せられる冤罪被害者に塚本高史、息子の無実を信じる母に風吹ジュン、山名とコンビを組む所轄の刑事に吹越満。そのほか伊武雅刀、星野真里、寺島進、渡辺いっけい、神保悟志、大杉漣、高嶋政宏などが出演する。『相棒』シリーズのメイン監督、和泉聖治監督が、等身大の人物描写、複雑な人間関係をよどみなく展開させる構築力で新たな刑事ドラマを紡ぎだす。
気鋭の作家・貫井徳郎氏の同名小説を原作に、ひとつの冤罪から始まる連続殺人事件を通して、復讐心と理性の狭間に揺らぐ人間の深淵を描いた重厚なサスペンスドラマ。椎名は「やっとこういう骨太な人間ドラマが来た。ここは役者のできる限りの力でやってみたいと思った。自分としては幸せな作品に恵まれました」と充実した表情で作品を振り返った。
撮影は京都で3月下旬から4月中旬まで1ヶ月近くを費やして行われた。椎名は「映画並みのスケジュールで、こんなにぜいたくに時間を使って撮れるのかと思って嬉しかった。役者としてじっくり作品に向かい合うことができました」。
一方で、同じ時期に、京都・祇園や亀岡市で暴走車事故が相次いだことに心を痛めた。それだけに今作は「若い人にもどうしても観てほしい作品」と力が入る。「観てもらえるならチャラいと思われていても平気です」。
椎名演じる京都府警の捜査一課の刑事・山名省吾は、婚約者を殺害された過去にさいなまれつつも、5年ぶりに現場復帰し、まるで自分の姿を見るような復讐劇と対峙する中で人間として再生していくストーリーが展開する。
複雑で難しい役柄に椎名は「俳優を始めて四半世紀。ミドル世代、会社員なら中間管理職的な立場なのでしょうか。俳優としても深みをますます要求されてくる。椎名が演じるんだったら、面白いだろうと興味を持ってもらえるように、役として存在していけるところまでいければ」と俳優としての熱き矜持を語っている。
共演は、殺人の濡れ衣を着せられる冤罪被害者に塚本高史、息子の無実を信じる母に風吹ジュン、山名とコンビを組む所轄の刑事に吹越満。そのほか伊武雅刀、星野真里、寺島進、渡辺いっけい、神保悟志、大杉漣、高嶋政宏などが出演する。『相棒』シリーズのメイン監督、和泉聖治監督が、等身大の人物描写、複雑な人間関係をよどみなく展開させる構築力で新たな刑事ドラマを紡ぎだす。
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2012/05/19