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松坂桃李、樹木希林の孫役で映画単独初主演 〜 “弟子入り”の現場は「刺激だらけ」

 俳優・松坂桃李(23)が、女流作家・辻村深月氏原作の小説『ツナグ』を実写化した同名映画で単独初主演を果たすことがわかった。死者との仲介役を果たす使者“ツナグ”役で、仕事の師匠である祖母役には女優・樹木希林(69)が決定している。樹木との共演について「刺激らだらけで、貴重で良い経験をさせていただいています」と胸を弾ませる松坂に対し、樹木も「ハンサムな青年と仕事が出来て、乞うご期待!」と、早くも師弟関係の良好さをうかがわせた。

「顔もいい、身長もある、でもお金はない! そこがいいところね」と樹木節で松坂桃李にエール!

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 生者にとっても死者にとっても、面会の機会はたった一度だけ…。同作はツナグを務める高校生・歩美(松坂)のもとに、事故で死んだ親友に聞きたいことがある女子高生や、失踪した恋人の安否を確かめたい会社員、また母に会いたい中年男などさまざまな依頼が届く。原作の辻村氏は直木賞に何度もノミネートされてきた注目作家であり、映画『ROOKIES −卒業−』、ドラマ『JIN−仁−』など、人と人との絆を力強く温かく描く平川雄一朗氏が監督・脚本を手掛ける。

 松坂は『第85回キネマ旬報ベスト・テン新人男優賞』を受賞し、今年1月に発表した『今年最もブレイクを期待する俳優』(オリコン調べ)でも見事首位に輝いた、若手注目株の1人。初の単独主演には「変に気負わずに、自然体で現場に存在していようと思っています」と、度胸の良さをうかがわせる。

 キャスティングを決めた平川監督は「原作を読んだ時、死者と生者の仲介という“ツナグ”の仕事を、リアリティを持って演じられるのは樹木希林さんしかいないと思いました。そして樹木さんの孫について考えた時に、松坂さんが浮かんだ」と、経緯を明かし、新たな化学反応に「日々驚きがあって、モノ作りの現場の良い緊張感を感じています」と、充実した様子。「ファンタジー要素の強い物語だからこそ、リアリティーを持った人間ドラマ作品にしたい」と、力強く語った。

 共演者は樹木のほか仲代達矢佐藤隆太桐谷美玲遠藤憲一八千草薫橋本愛大野いとらと、大御所からフレッシュな俳優まで個性的な面々。映画『ツナグ』は10月6日より全国公開。

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  • 「顔もいい、身長もある、でもお金はない! そこがいいところね」と樹木節で松坂桃李にエール!
  • 映画『ツナグ』で孫と祖母役で共演となった松坂桃李と樹木希林(左)

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