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松ケン&貫地谷、故・森田監督の遺作公開に感無量

 俳優の松山ケンイチ、女優の貫地谷しほりらが24日、都内で行われた映画『僕達急行 A列車で行こう』初日舞台あいさつに出席。昨年12月に亡くなった森田芳光監督(享年61)の遺作となった本作に主演した松山は「本当はここに森田監督もいたはずなんですが…残念です」と悔やみながら「人と出会い楽しみながら、ポジティブに生きることを教わりました。ありがとうございます」と感謝。貫地谷も「あの撮影の環境にいれたことが幸せでした」と目を潤ませた。

映画「僕達急行 A列車で行こう」初日舞台あいさつに登壇した貫地谷しほり(左)と松山ケンイチ (C)ORICON DD inc.

映画「僕達急行 A列車で行こう」初日舞台あいさつに登壇した貫地谷しほり(左)と松山ケンイチ (C)ORICON DD inc.

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 同作は大企業で働くマイペースな青年・小町圭(松山)と下町の鉄工所の跡取り息子・小玉健太(瑛太)という対照的な二人が、趣味の鉄道を通して友情を深め、仕事や恋に奮闘していくハートフルコメディ。松山は「幅広い作品を撮っている森田監督の原点といえる作風」と紹介し「作品を通して森田監督からのエールが詰まってる。それは皆さんにも、僕にも伝わったと思います」と笑顔をみせた。

 松山の一つひとつの言葉に深く頷いた貫地谷は「私は物事をじっくり考えることがなくて。でも撮影時には森田監督からたくさんダメ出しをされて、何でだろうと自問自答を続けていた。その環境が、今思えば幸せだったと思います」と思い返し、村川絵梨も「今も『頑張れよ』って言われている気がする。この初日で一区切りつくと思うと、ちょっと寂しいですね」と感慨深げに語った。

 舞台あいさつでは劇中の内容にちなみ「旅行したい場所」をテーマにトークを実施。「伊豆に行って綺麗なオーシャンビューを眺めたい」(村川)、「ロマンスカーで箱根に」(貫地谷)とそれぞれが願望を語る中、NHK大河ドラマ『平清盛』の撮影で多忙を極めている松山は「旅行行ってる場合じゃない。お二人の話を聞いてるだけで十分です」と苦笑い。大河と劇中の役柄のギャップに驚いたという観客を前に「僕も、今日どういう佇まいでいればいいのかわらないんですよね」と笑いを誘った。

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  • 映画「僕達急行 A列車で行こう」初日舞台あいさつに登壇した貫地谷しほり(左)と松山ケンイチ (C)ORICON DD inc.
  • 映画「僕達急行 A列車で行こう」初日舞台あいさつ登壇者 (左から)貫地谷しほり、松山ケンイチ、村川絵梨
  • 貫地谷しほり (C)ORICON DD inc.
  • 松山ケンイチ (C)ORICON DD inc.
  • 村川絵梨 (C)ORICON DD inc.

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