タレントの久本雅美が“落語”に初挑戦した『落語家Xの快楽スペシャル』(3月24日 後3:00〜 WOWOWプライム)が放送される。お笑い芸人や俳優たちが落語家に入門し、師匠にみっちりしこまれて高座を目指すシリーズ。舞台女優として長いキャリアを持つ久本だが、「今回、高座に挑戦してみて、落語ってカッコイイなと思いましたね。座ったままひとりで何役も演じることの面白さがあって、話芸としても本当に奥深い」と新境地に興奮した。
久本は、若手真打ちの古今亭菊之丞に指導を受け、半年間の準備期間を経て、2月18日、東京・日経ホールで初高座に上がった。選んだ演目は、古典落語の名作「たちきり」。愛しあう男女が運命に切り裂かれていく悲劇に挑んだ。
日頃から1000人以上を動員する舞台に立つ久本だが、この日だけは勝手が違ったという。「朝起きて初めてステージに行きたくないと思いました。もう心臓がバクバクして」と緊張はピークに達した。
幕が上がれば、晴れ舞台。まずは“枕”で芸能界の裏話を語り、コメディエンヌの才能を存分に発揮し、観客の笑いを誘って、その心をぐっとつかんだ。「自分の実話の中から鉄板ネタを盛り込んでみました」と久本。上演後、菊之丞師匠も「枕は僕よりずっと上手い」と絶賛したほど、順調なスタートだ。
そして、「たちきり」の物語に入ると、がらりと雰囲気が変わり、大店の道楽息子である“若だんな”と純心な芸妓“小春”が運命のいたずらによって永遠に会えなくなってしまう、せつないラブストーリーを熱演。クライマックス、小春が死んだと知った瞬間の若だんなを演じる段では、会場がシンと静まり返るほどの迫真の演技を見せた。
幕が下り、観客は知るよしもないが、幕の裏では、解放された久本が、そのまま高座の上で仰向けにひっくり返っていた。「もう涙しか出なくて、舞台の袖に行って師匠と抱き合いました」。
菊之丞師匠は「こっちがプレッシャーを与えられるぐらいの『たちきり』でした。最終の稽古は一昨日でしたが、そこで私が指導したことが本番では全部直っていた。素晴らしいです」と本番での出来栄えを絶賛。久本も「これからも菊之丞師匠についていきますんで」とすっかり落語の世界に魅了されていた。
翌25日(日)午後3時からは、俳優・伊武雅刀が同じく落語に初挑戦した『落語家Xの快楽スペシャル 伊武雅刀×柳家喜多八』(WOWOWプライム)が放送される。
久本は、若手真打ちの古今亭菊之丞に指導を受け、半年間の準備期間を経て、2月18日、東京・日経ホールで初高座に上がった。選んだ演目は、古典落語の名作「たちきり」。愛しあう男女が運命に切り裂かれていく悲劇に挑んだ。
日頃から1000人以上を動員する舞台に立つ久本だが、この日だけは勝手が違ったという。「朝起きて初めてステージに行きたくないと思いました。もう心臓がバクバクして」と緊張はピークに達した。
幕が上がれば、晴れ舞台。まずは“枕”で芸能界の裏話を語り、コメディエンヌの才能を存分に発揮し、観客の笑いを誘って、その心をぐっとつかんだ。「自分の実話の中から鉄板ネタを盛り込んでみました」と久本。上演後、菊之丞師匠も「枕は僕よりずっと上手い」と絶賛したほど、順調なスタートだ。
そして、「たちきり」の物語に入ると、がらりと雰囲気が変わり、大店の道楽息子である“若だんな”と純心な芸妓“小春”が運命のいたずらによって永遠に会えなくなってしまう、せつないラブストーリーを熱演。クライマックス、小春が死んだと知った瞬間の若だんなを演じる段では、会場がシンと静まり返るほどの迫真の演技を見せた。
幕が下り、観客は知るよしもないが、幕の裏では、解放された久本が、そのまま高座の上で仰向けにひっくり返っていた。「もう涙しか出なくて、舞台の袖に行って師匠と抱き合いました」。
菊之丞師匠は「こっちがプレッシャーを与えられるぐらいの『たちきり』でした。最終の稽古は一昨日でしたが、そこで私が指導したことが本番では全部直っていた。素晴らしいです」と本番での出来栄えを絶賛。久本も「これからも菊之丞師匠についていきますんで」とすっかり落語の世界に魅了されていた。
翌25日(日)午後3時からは、俳優・伊武雅刀が同じく落語に初挑戦した『落語家Xの快楽スペシャル 伊武雅刀×柳家喜多八』(WOWOWプライム)が放送される。
コメントする・見る
2012/03/22