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真木よう子、長塚圭史新作舞台で“即興的芝居”に挑戦

 女優・真木よう子が、劇作家・長塚圭史の新作舞台『南部高速道路』で“即興的芝居”に挑戦する。パリへ向かう高速道路で渋滞に巻き込まれた人々を描く群像劇で、アルゼンチンの作家フリオ・コルタサルの20ページほどの同名短編小説が原作。今回は“高速道路で渋滞が起こる”という設定のみを生かし、あとは真木らキャストの“即興劇”から生まれた物語が展開される。

真木よう子 (C)ORICON DD inc.

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 NHK大河ドラマをはじめ現在放送中のTBS系『運命の人』など骨太な大作ドラマが続く真木が、初夏に原点回帰する。

 今回の会場は東京・世田谷パブリックシアターに併設されたシアタートラムという約200席の小劇場。これまで長塚率いる阿佐ヶ谷スパイダースの『十字架』『桜飛沫』にも出演し、演技を磨いてきた真木を知る関係者は「大予算作品や映像出演というこだわりはなく、大恩ある長塚さんの作品だからこそ出演を決めた」と力を込める。

 実際、今回の舞台は作家が用意した台本をもとに芝居する通常の舞台とは異なり、役者の力がもろに作品に影響を与える。キャストは“高速道路で渋滞が起きる”という設定をもとにワークショップを行い、そこでの即興芝居などからインスピレーションを得て台本を仕上げていく。演者の緊張感が直に伝わり、観客も即興芝居に近い感覚で観劇することができる。

 すでにワークショップを終えた真木は「とにかく刺激的で芝居に対する情熱が嫌でも湧きます。そんな現場でした」と気合十分。「私の芝居人生を大きく支えてくれている方」と長塚に絶対的な信頼を寄せ、「約5年ぶりの舞台という事も含め、気持ちをゼロに戻して吸収し、失敗し、学び、大きく一歩前進できる場になるのでは」と女優としてさらなる高みを目指す。

 逃げ場のない状況から生まれる“共同体の形成と崩壊”の果てにあるものとは一体――。世田谷パブリックシアタープロデュース『南部高速道路』は6月4日(月)〜24日(日)、東京・シアタートラムで上演。

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