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【3.11テレビ番組】江口洋介が再び被災地・女川町へ『ガイアの夜明け 復興への道』

 東日本大震災から1年の節目を迎えるにあたり、NHK・民放各局では、さまざまな視点、切り口から、“2011年3月11日”を検証し、被災地の復興の状況や今後に向けた問題提起などを含んだ特別番組を企画している。テレビ東京系では3月6日(火)放送の『ガイアの夜明け 復興への道』(後10:00〜11:24)で、案内人を務める俳優の江口洋介が、昨年6月以来となる宮城県女川町を訪問し、現状をレポート。「復興という意味ではあまり状況が変わっていない」という印象を受けた江口は「今まで以上に言葉で周りに伝えることを継続していかないといけない」と思いを新たにしている。

3月6日放送の『ガイアの夜明け 復興への道』(テレビ東京)で案内人の江口洋介が仮設住宅を訪問(C)テレビ東京

3月6日放送の『ガイアの夜明け 復興への道』(テレビ東京)で案内人の江口洋介が仮設住宅を訪問(C)テレビ東京

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 同番組では、震災直後から被災地への支援活動、そして被災した人々の復興への歩みを取材し、3月下旬から9月まで、計12回にわたって「復興への道」と題した特集を放送してきた。その後も、復興に向けて被災地が直面している困難とは何か? 何が求められているのか? 取材班は被災地の企業、人々に密着取材を続けている。

 今回、江口が訪れた女川町は、津波で壊滅的な被害を受け、住民の8割が住居を失い、多くの人々が仮設住宅で暮らす。産業の中心だった水産業も壊滅的な被害を受けた。昨年6月に初めて現地を訪問し、リアルな被災地の状況を目の当たりにした江口だったが、「震災から1年が経ち、被災地のことが人々の意識から少しずつ薄れていくのを感じ、もう一度その場所を見るべきなのではないかと思いました」と自省の念を語る。

 今回の取材では、依然として片付かないガレキの山に、ことの深刻さを痛感し、「想像もできないような1年を過ごしてきたことは、当事者にしかわからない。話しをしてくれるまで少し時間がかかったりするような、そういう被災者の思いを意識して、視聴者との間に自分がどう入っていくのか。今まで以上に言葉で周りに伝えることを継続していかないといけないと思いました」と、案内人としての自分の役割についても思いを巡らせた。

 また、江口は「復興までには、きっと僕たちが死んだその後もずっと残るような大変な時間がかかると思います。これからだな、ということをひしひしと感じました」とも語っている。

 6日は84分の拡大版で、女川の特産といわれるホヤの養殖を試みる漁師たちや、9月に新工場をオープンさせたかまぼこ工場のその後を伝えるほか、原発から7kmの地点に住んでいた市原さん一家のこの一年、福島県浪江町のショッピングセンターの再生に向けた闘いのドキュメントを放送する。

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