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夏木陽介、若者との“熱き共演”から刺激 「感性素晴らしかった」

 俳優の夏木陽介が3日、都内で行われた映画『キリン POINT OF NO-RETURN!』公開初日舞台あいさつに登壇した。76歳の夏木は「一番感動したのは、出ている若者たちの感性が素晴らしかったこと」と、主演の真木蔵人ら世代が違う俳優との共演から刺激を受けた様子。「『ジジイ、お前バイク乗れんのかよ』ってセリフを言われたとき、『お前が生まれる前から乗ってんだよ!』って、つい地で言いそうになった。期待してます」と久保田悠来との熱い共演シーンを思い返しつつ、作品に対しての自信をうかがわせた。

夏木陽介 (C)ORICON DD inc.

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 同作は、1987年にバイク雑誌『ミスターバイクBG』でスタートし、現在も『ヤングキング』で新シリーズ『The Happy Ridder Speedway』が連載中の人気バイク漫画『キリン』を、大鶴義丹監督がメガホンをとり映画化したもの。バイクで疾走するライダーたちの精神性を描き、中年の走り屋・キリン(真木)がバイク・カタナで、ポルシェ911との熱い公道バトルを繰り広げる。

 出演のオファーを昨年の東日本大震災後に受けたという真木は、その当時を振り返り「炊き出しに行っている最中で、そんなこと言ってる場合じゃねぇだろって。最初は今はやってらんねぇよって丁重に話させてもらった」。それでも「こんな売れ残り俳優に声をかけてもらって、主演ってことに興奮したのを覚えている」と思い直したことを振り返り、「バイク乗りだし、来るべき感じで来た役なのかなって思った」と語った。

 舞台あいさつにはほかに大鶴監督をはじめ、亜矢乃高山猛久、ライディング・アドバイザーを務めた宮崎敬一郎氏も登壇した。

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  • (左から)大鶴義丹監督、高山猛久、亜矢乃、真木蔵人、夏木陽介、久保田悠来、宮崎敬一郎 (C)ORICON DD inc.

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